Microsoft 365 Copilotの料金を調べると、2,698円・3,148円・4,497円と違う金額が並びます。どれが自分の払う額なのか、検索結果を眺めただけでは決められません。
金額が割れるのは、Copilotの料金が中小企業向け・大企業向け・個人向けの3系統に分かれているためです。Microsoft Copilotをどの立場で契約するかが決まれば、見るべき金額は1つに絞れます。
この記事では、3系統それぞれの価格から土台のライセンス代を含めた実際の支払い総額までを順に整理します。
Microsoft 365 Copilotの料金は立場で3つに分かれる

Microsoft 365 Copilotの料金は、中小企業向けのアドオン・大企業向けのアドオン・個人向けプランの3系統に分かれています。検索結果に違う金額が並ぶのは、この3つがそれぞれ別の価格として同時に存在しているからです。
3系統の違いは、契約する主体と、Copilotが何に付くかです。法人向けの2つはすでに契約しているMicrosoft 365への上乗せで、個人向けはプラン本体にCopilotの利用枠が含まれています。
| 立場 | 買うもの | 目安の価格 |
|---|---|---|
| 中小企業 | Microsoft 365 Copilot Business(アドオン) | 1ユーザー月3,148円相当(年払い・税別) |
| 大企業 | Microsoft 365 Copilot(アドオン) | 1ユーザー月4,497円相当(年払い・税別) |
| 個人 | Microsoft 365のプラン本体 | 月2,130円〜16,000円 |
自分がどの行に当てはまるかを先に決めれば、あとは1つの金額を確かめるだけで済みます。名前の似た製品が多いので、契約の対象を取り違えないようCopilotの6つの種類と違いの整理も併せて確認しておくと安全です。

法人のMicrosoft 365 Copilotは2種類の価格がある

法人向けのMicrosoft 365 Copilotには、別々のアドオンが2つあります。中小企業向けのMicrosoft 365 Copilot Businessと、大企業向けのMicrosoft 365 Copilotです。どちらを買うかは、今どのMicrosoft 365を契約しているかで決まります。
同じ「法人向けのCopilot」でも別の商品なので、安いほうを選ぶという買い方はできません。なお、Copilotで作るエージェントの費用はこの2つとは別枠になるため、Copilotエージェントの料金とライセンスの範囲も見積もりの前に押さえておくと計算がずれません。
中小企業向けはCopilot Businessの価格
Microsoft公式の中小企業向けページによると、Microsoft 365 Copilot Businessのアドオン価格は年払いで1ユーザーあたり月2,698円相当、通常価格は月3,148円相当です。月払いを選ぶと1ユーザーあたり月3,778円になります。価格はいずれも消費税を含みません。
アドオンの対象として挙げられているのは、Microsoft 365 Business PremiumとMicrosoft 365 Business Standardの2つです。この2つ以外のプランを使っている場合、Copilot Businessは足せません。
年払いと月払いの差は1ユーザーあたり月630円ほどで、10人なら年間で7万円以上変わります。ただし年払いは年間契約が前提になるため、人数が動きやすい組織では月払いのほうが扱いやすい場面もあります。
大企業向けは月4,497円のアドオン
大企業向けのMicrosoft 365 Copilotは、公式の価格ページで1ユーザーあたり月4,497円相当(年払い・消費税別)と示されています。こちらも年間サブスクリプションの自動更新が前提です。
同じページでは、購入には条件を満たすMicrosoft 365プランのライセンスが別途必要だと明記されています。大企業向けのMicrosoft 365プランを土台にする想定で、中小企業向けのCopilot Businessとは対象が分かれます。
中小企業向けと大企業向けは価格を比べる対象ではなく、土台の契約でどちらを買えるかが決まる関係です。自社がどちらの土台に乗っているかを確認してから金額を見たほうが、話が早く進みます。
Microsoft 365 Copilotは土台の契約代も別に要る

Microsoft 365 Copilotは単体では買えません。公式の価格ページには、購入には対象となるMicrosoft 365プランのライセンスが別途必要だと書かれています。そのため実際の支払いは、アドオンの金額だけでは決まりません。
公式は、土台のプランとCopilotをまとめて契約した場合の価格も提示しています。ここを見ると、1人あたり毎月いくら出ていくのかが分かります。
| 組み合わせ | 年払い | 月払い |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Standard + Copilot Business | 1ユーザー月3,523円相当 | 1ユーザー月4,228円 |
| Microsoft 365 Business Premium + Copilot Business | 1ユーザー月4,797円相当 | 1ユーザー月5,756円 |
いずれも消費税は含まれていません。すでにBusiness Standardを契約している組織なら、Copilotで増える分はおよそ月3,000円台前半という見方ができます。
人数分を掛ければ予算の概算が出ます。Business Standardの組み合わせを年払いで10人なら、税別で月35,230円、年間で42万円台という規模感です。
料金は改定されることがあるので、申し込む前に公式の価格ページで自分の組み合わせを確かめてください。
個人はMicrosoft 365 Copilotを単体で買えない

個人が使う場合、Microsoft 365 Copilotというアドオンを買う選択肢はありません。個人向けはMicrosoft 365のプラン自体にCopilotの利用枠が含まれる形で、どのプランを選ぶかがそのまま料金の判断になります。
Microsoft公式の個人向け価格ページでは、4つのプランが示されています。
| プラン | 月払い | 年払い |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | 2,130円 | 21,300円 |
| Microsoft 365 Family | 2,740円 | 27,400円 |
| Microsoft 365 Premium | 3,200円 | 32,000円 |
| Microsoft 365 Pro | 16,000円 | 月払いのみ |
違いはAIの使える量です。同じページによると、Personalは高度なCopilot Chatを無料版より多く使え、上位プランほど利用できる枠が広がります。使用量はAI クレジットという単位で測られ、Microsoft公式サポートには受信トレイの要約を頼むとクレジットが1つ差し引かれると書かれています。
FamilyとPremiumは最大6人で共有できますが、AI機能を使えるのは契約者本人だけという点は見落としやすいところです。家族の人数分のCopilotが付いてくるわけではありません。
無料のCopilotで足りるかどうかを先に見極めたい場合はMicrosoft Copilotの無料版と有料版の違いが判断材料になります。すでに終了したCopilot Proからの移行先を探しているなら、Copilot Pro終了後の移行先の整理を先に読んでおくと迷いません。
個人向けの価格ページには税込か税抜かの明記がないため、請求額は申し込み画面で確かめるのが確実です。
Microsoft 365 Copilot Chatは追加料金なしで使える

対象のMicrosoft 365サブスクリプションを持っていれば、Microsoft 365 Copilot ChatはCopilotのアドオンを買わなくても使えます。公式の価格ページには、対象となるMicrosoft 365サブスクリプションを持つすべてのMicrosoft Entraアカウントのユーザーが追加料金なしで利用できると書かれています。
ここで言う追加料金なしは、Copilotのために新しく払う分がないという意味です。土台のMicrosoft 365そのものは有償なので、まったくの無料というわけではありません。
まずCopilot Chatで足りるかを試してから、足りない分だけアドオンを買うという順番にすると、払いすぎを避けられます。何がどこまでできるかは追加ライセンス不要で使えるCopilot Chatの使い方で確かめられます。

Microsoft 365 Copilotの料金で見落としやすい3点

Microsoft 365 Copilotの料金で見落としやすいのは、割引価格の条件・年間契約という縛り・エージェント関連の追加費用の3つです。単価だけを見て決めると、2年目の請求で想定が狂います。
- 割引価格には期間と対象の条件が付く
- 年払いは年間契約が前提で人数を減らしにくい
- エージェントを作り込むと別の費用が発生する
1つ目の割引には条件が付きます。Microsoft公式の中小企業向けページによると、2,698円のプロモーション価格は2026年7月1日から12月31日までの提供です。対象は、対象のビジネスプランを利用している既存のMicrosoft 365顧客に限られます。
年間契約が必要で、割引が適用されるのは初年度だけです。2年目からは通常価格の月3,148円相当に戻る前提で予算を組んでおくのが安全です。
2つ目は契約期間です。年払いは月払いより安い代わりに、年の途中で人数を減らしにくくなります。試験導入の段階では月払いを選び、使い続けると決めてから年払いに切り替える進め方もあります。
3つ目は、Copilotの上に作るエージェントの費用です。Microsoft Learnによると、SharePointやCopilotコネクタで組織データに基づくエージェントを作る場合は追加の費用がかかります。従量課金制の設定か、Copilot Studioライセンスの購入が必要になります。
そのためCopilot Studioの3つの料金プランを別枠で見ておく必要があります。逆に、払ったのに使われない状態が続くなら、Copilotをやめる前に確認したい3点が解約判断の参考になります。
Microsoft 365 Copilotの料金に関するよくある質問
Microsoft 365 Copilotの料金はいくらですか?
法人向けは中小企業向けのMicrosoft 365 Copilot Businessが1ユーザーあたり月3,148円相当(年払い・消費税別)、大企業向けのMicrosoft 365 Copilotが月4,497円相当(年払い・消費税別)です。いずれも対象のMicrosoft 365ライセンスが別に必要なので、実際の支払いは土台のプラン代を足した額になります。
Microsoft 365 Copilotは個人でも契約できますか?
個人がアドオンとしてのMicrosoft 365 Copilotを買うことはできません。個人向けはMicrosoft 365のプラン自体にCopilotの利用枠が含まれる形で、Personal(月2,130円)・Family(月2,740円)・Premium(月3,200円)・Pro(月16,000円)から選ぶことになります。
Microsoft 365 Copilotの料金は年払いと月払いでどれくらい違いますか?
中小企業向けのMicrosoft 365 Copilot Businessでは、月払いが1ユーザー月3,778円、年払いが月3,148円相当(いずれも消費税別)で、年払いのほうが1人あたり月630円ほど安くなります。ただし年払いは年間契約が前提で、途中で人数を減らしにくい点は考慮が要ります。
Copilot Studioの料金はMicrosoft 365 Copilotとは別に必要ですか?
はい、別枠の費用がかかる場合があります。Microsoft 365 Copilotのライセンスで使えるエージェント機能もありますが、社内データを参照するエージェントを作るような使い方では従量課金やCopilot Studioのライセンスが必要になります。料金の見積もりでは、アドオン単価とは別に見ておくのが安全です。
Microsoft 365 Copilotの表示価格に消費税は含まれていますか?
法人向けの価格ページには「価格には消費税は含まれていません」と明記されているため、表示額は税別です。請求額は表示価格に消費税を足した額になります。一方、個人向けの価格ページには税込か税抜かの明記がないため、申し込み画面の請求額で確認するのが確実です。
まとめ:Microsoft 365 Copilotの料金の選び方

次に取るべき行動は、自分がどの立場かを確定させることです。法人なら今契約しているMicrosoft 365がBusiness系かEnterprise系かを管理画面で確認し、そのうえで土台込みの総額を人数分で計算します。個人なら、まず追加料金なしで使える範囲を試してから、必要な枠のプランを選びます。
判断の前に読んでおくと迷いが減る記事を2本挙げます。
金額を比べる前に立場を決めるほうが、結果として早く決まります。価格は改定されるものなので、最終的な判断は申し込み画面の請求額で確かめてください。
