WordやExcelの中でCopilotを使いたいと思って料金を調べると、法人向けの1ユーザー単価ばかりが出てきます。個人で払う場合の金額が見つけにくいのが実情です。
結論から言うと、Microsoft 365 Copilotを個人で使う料金は月2,130円からです。個人向けはアドオンではなく、Microsoft 365のプラン本体にCopilotが含まれる形になっています。
この記事では、4つの個人向けプランの価格からCopilotを使える量の差と年払いの差額までを順に整理します。
Microsoft 365 Copilotの個人向け料金は4プランで決まる

Microsoft 365 Copilotを個人で使う料金は、4つの個人向けプランのどれを選ぶかで決まります。対象はMicrosoft 365 Personal・Microsoft 365 Family・Microsoft 365 Premium・Microsoft 365 Proです。最も安いPersonalが月2,130円、最上位のProが月16,000円です。
Microsoft公式の個人向け価格ページに示されている金額は次のとおりです。
| プラン | 月払い | 年払い | 使える人数 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | 2,130円 | 21,300円 | 1人 |
| Microsoft 365 Family | 2,740円 | 27,400円 | 1〜6人 |
| Microsoft 365 Premium | 3,200円 | 32,000円 | 1〜6人 |
| Microsoft 365 Pro | 16,000円 | なし(月額請求のみ) | 1〜6人 |
クラウドストレージはPersonalが1TB、ほかの3プランは合計6TB(1人あたり1TB)です。プランが上がるほど、Copilotを使える量が増えるという並びになっています。
同じページには、税込か税抜かの表記がありません。料金は改定されることもあるので、申し込む前に公式の価格ページで最新の金額を確かめてください。
Microsoft 365 Copilotは個人ならプランに含まれる

個人向けには、Microsoft 365 Copilotをアドオンとして単体で買う形はありません。Copilotの機能は一部のMicrosoft 365サブスクリプションに含まれており、プランを契約すればそのまま使えます。
Microsoft公式サポートによると、個人向けのプランではWord・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteなどのデスクトップアプリの中でCopilotを使えます。使えるのはサブスクリプションの所有者に限られ、AIの使用制限もかかります。
検索で見かける1ユーザーあたりの価格は、法人が契約に上乗せするアドオンの価格です。法人の価格体系は法人向けMicrosoft 365 Copilotの料金で整理しているので、勤務先で導入する場合はそちらを参照してください。
個人の場合は、どのMicrosoft 365のプランを契約するかがそのまま料金になります。以前あったCopilot Proは新規の販売を終えているため、これから選ぶのは上の4プランです。移行の経緯はCopilot Proの終了と移行先にまとめています。

Microsoft 365の4プランはCopilotを使える量が違う

4プランの違いは、Copilotを使える量と、使える機能の範囲です。PersonalとFamilyは標準の利用枠、Premiumはリサーチツールとアナリストまで使える大きな枠、Proは最も高い利用上限という段階になっています。
使える量は、AI クレジットという単位で管理されています。Microsoft公式サポートの説明では、AI クレジットはMicrosoft 365やWindowsのアプリ内でAI機能を使った量を測るものです。
| 機能 | Personal・Family | Premium | Pro |
|---|---|---|---|
| 音声・ビジョン | 標準の利用枠 | 標準より多い | 最も高い |
| リサーチツール・アナリスト | 使えない | 広範に使える | 広範に使える |
公式は「Standard の使用法」「広範な使用」のような段階の表現だけを示しており、クレジットの数は公開していません。上限に達した場合や使い切った場合は、使用枠がリセットされるまでその機能を使えないことがあります。
PersonalとFamilyは標準の利用枠
Microsoft 365 PersonalとMicrosoft 365 Familyは、Copilotを標準の利用枠で使えるプランです。公式の価格ページでは、Personalについて高度なCopilot Chatを無料版よりも多く使えると説明しています。画面やカメラを使ったビジュアルAIアシスタンスも、無料版より多く使えます。
この2つのプランでも、WordのCopilotで下書きや要約を作る操作のような、アプリの中での基本的な使い方はできます。一方で、リサーチツールとアナリストは使えません。
リサーチツールやアナリストを使わず、文書の下書きや要約が中心なら、PersonalかFamilyが候補になります。
Premiumはリサーチツールとアナリストが使える
Microsoft 365 Premiumは、Personalのすべての機能に高度なCopilot機能と、より高いAI使用上限を加えたプランです。公式の価格ページのFAQにこの違いが書かれています。
高度な機能として挙げられているのが、リサーチや分析をユーザーに代わって行うエージェント型のAI機能です。Microsoft公式サポートのAI クレジットの説明でも、Premiumはリサーチツールとアナリストを広範に使えるプランとされています。
Premiumを選ぶ理由は、リサーチツールとアナリストを使えることにあります。どのような手順で使うのかはCopilot Researcherでレポートを受け取る手順で確認できます。
Proは最も高い利用上限のプラン
Microsoft 365 Proは、個人向けで最も高い利用上限を持つプランです。公式の価格ページでは、高度なCopilotチャットを最大限に使えると説明されており、Premiumと同じエージェント型のAI機能も含まれます。
料金は月16,000円で、年払いは用意されていません。Premiumとの差は月12,800円あります。
Proが見合うのは、Premiumの上限に何度も達するほどCopilotを使う人に限られます。まずPremiumで足りるかを試してから検討しても遅くはありません。
Microsoft 365 FamilyでもCopilotは契約者本人だけ

Microsoft 365 FamilyやPremium、Proは最大6人で使えますが、CopilotなどのAI機能を使えるのはサブスクリプションの所有者だけです。家族の人数分のCopilotが付いてくるわけではありません。
Microsoft公式の比較ページには、Family・Premium・Proに含まれるAI機能は所有者だけが利用でき、ほかのユーザーとは共有できないと注記されています。家族と分け合えるのは、1人あたり1TBのクラウドストレージのようなAI以外の部分です。
家族全員がCopilotを使いたいなら、それぞれが自分のプランを契約する必要があります。たとえば2人がそれぞれPersonalを年払いで契約すると、合計で年42,600円です。
Microsoft 365は年払いにすると最大6,400円安い

Personal・Family・Premiumは、年払いを選ぶと月払いを12か月続けるより安くなります。差額はPremiumで6,400円と最も大きく、Proは月額請求のみのため年払いがありません。
月払いの12か月分と年払いを並べると、差は次のとおりです。
| プラン | 月払い×12か月 | 年払い | 差額 |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | 25,560円 | 21,300円 | 4,260円 |
| Microsoft 365 Family | 32,880円 | 27,400円 | 5,480円 |
| Microsoft 365 Premium | 38,400円 | 32,000円 | 6,400円 |
年払いの金額は、ちょうど月払いの10か月分にあたります。10か月以上使い続けるつもりなら、年払いのほうが得という計算です。
反対に、数か月だけ試したい場合は月払いのほうが身軽です。月払いで使い勝手を確かめてから、年払いに切り替える進め方もあります。
月払いと年払いの価格は、Microsoft公式の比較ページでも確かめられます。
Microsoft 365 Copilotのプランは使う頻度で選ぶ

Copilotを時々使う程度ならPersonal、家族とプランを分け合うならFamily、調べものやデータ分析を任せたいならPremium、毎日上限まで使うならProが目安です。上位ほど高いので、使う量を見極めてから上げていくのが安全です。
- 1人で文書の下書きや要約に使う人はPersonal
- 家族とプランを分け合いたい人はFamily
- リサーチツールやアナリストを使いたい人はPremium
- Premiumの上限に何度も達する人はPro
いちばん避けたいのは、使う量が分からないまま上位プランを契約することです。PremiumとPersonalの差は年払いで10,700円あり、リサーチツールやアナリストを使わなければその差額は回収できません。
逆に、Personalで上限に達して作業が止まるようなら、Premiumに上げる価値があります。利用枠が足りなくなったと感じた時点で一段上げるくらいがちょうどよい判断です。
仕事でも使いたい場合は、勤務先の設定も関係します。公式のFAQによると、マルチアカウント アクセスを有効にしている組織では、個人用アカウントでCopilotにサインインしたまま仕事用アカウントで組織のデータを扱えます。有料版がそもそも必要かどうか迷う段階なら、有料版が要る人・要らない人の判断基準も参考になります。
Microsoft 365 Copilotが不要なら無料版かBasic

WordやExcelの中でCopilotを使わないなら、有料プランを選ぶ必要はありません。チャットだけなら無料のMicrosoft Copilotがあり、AI機能が要らずストレージだけ欲しいなら年2,440円のMicrosoft 365 Basicがあります。
公式の価格ページのFAQでは、機能と使用量を限った制限付きのCopilotを無料で提供していると説明しています。無料版では、文章作成やブレーンストーミング、要約のためのチャットや、Web検索に基づく回答が使えます。無料版と有料版の差はMicrosoft Copilotの無料版と有料版の違いで詳しく比べています。
Microsoft 365 Basicは、月260円または年2,440円で100GBのクラウドストレージなどが付くプランです。公式ページには、BasicではAI機能を利用できないと明記されています。
Copilotの無料版でどこまで足りるかを先に試すと、有料プランが本当に必要か判断しやすくなります。無料版の上限の仕組みはCopilot無料版の回数制限と上限の仕組みで確認できます。

Microsoft 365 Copilotの個人向け料金に関するよくある質問
Microsoft 365 PersonalとCopilot Proの違いは何ですか?
Copilot Proは個人向けに販売されていた旧プランで、現在は新規の販売を終えています。いまはMicrosoft 365 Personalなどの個人向けプランにCopilotが含まれ、WordやExcelなどのデスクトップアプリの中でCopilotを使えます。Copilotを多く使いたい場合の受け皿は上位のMicrosoft 365 Premiumです。
Microsoft 365 PersonalのCopilotは何回まで使えますか?
Microsoftは回数やクレジット数を数値で公開していません。使用量はAI クレジットという単位で測られ、Personalの音声・画像生成などは標準の利用枠とされています。上限に達した場合や使い切った場合は、使用枠がリセットされるまでその機能を使えないことがあります。
個人向けMicrosoft 365のCopilotを仕事で使えますか?
個人向けのプランは個人用のMicrosoftアカウントで使うものです。公式のFAQによると、マルチアカウント アクセスを有効にしている組織では、個人用アカウントでCopilotにサインインしたまま、仕事用アカウントで組織のデータを扱えます。勤務先がこの設定を許可しているか、事前に管理者へ確認してください。
Microsoft 365の個人向けプランに学生向けの割引はありますか?
あります。公式のFAQでは、適用条件を満たす学生はMicrosoft 365サブスクリプションの割引価格を含む教育向けのオファーや割引の対象になる場合があると案内されています。条件や金額は個人向けの料金とは別に示されるため、学生の方は申し込む前に教育向けの案内を確かめてください。
Microsoft 365 Copilotの個人向け料金は税込ですか?
公式の個人向け価格ページと比較ページには、税込か税抜かの表記がありません。法人向けのページは消費税を含まないと明記していますが、個人向けは同じ扱いとは限りません。実際に請求される金額は、申し込み画面の最終確認で確かめるのが確実です。
まとめ:Microsoft 365 Copilotの個人向け料金の選び方

次の一歩は、無料のMicrosoft Copilotで足りるかを試し、アプリの中で使いたくなったらPersonalかFamilyを月払いで始めることです。リサーチツールやアナリストが必要になった時点でPremiumに上げ、使い続けると決めたら年払いに切り替えます。
契約したあとに使い道を広げるなら、次の2本が役に立ちます。
使う量に合わせて段階的にプランを上げるのが、払いすぎを避けるいちばん確実な方法です。
