Copilot Studioとは?料金プラン3種類をわかりやすく解説

Copilot Studioの料金プランを紹介する表紙画像

Copilot Studioという名前を見かけたものの、料金や他のCopilot機能との違いが分からず困っていないでしょうか。

結論から言うと、Copilot StudioはMicrosoft Copilotの中でも高度な連携を組める上位ツールです。基本プランは月額29,985円です。

この記事では、料金プラン3種類とCopilot Creditsの仕組み、Agent Builderとの選び方を公式情報から整理します。読み終えれば自社に合うプランが判断できます。

目次

Copilot Studioとは?Microsoft 365内での位置づけ

Copilot Studioでできる3つのことを示す図

Copilot Studioは、ノーコード・ローコードでAIエージェントを作成できるMicrosoft公式のプラットフォームです。トピック分岐やアクション連携、外部システムとの接続まで組める点が特徴です。

Agent Builderで作成したエージェントを、Copilot Studio側で発行・管理する運用もできます。両者は対立するツールというより、目的に応じて使い分ける地続きの機能群と考えると分かりやすいでしょう。

Copilotという名前が付く製品はほかにも複数あり、混同しやすいのが実情です。Copilotの種類を整理した記事で全体像を先に押さえておくと、本記事の内容も理解しやすくなります。

あわせて読みたい
Copilotの種類は6つ?GitHub Copilotは別物と整理 「Copilot」と名の付くサービスが増えすぎて、自分が使っているものが何なのか分からなくなっていないでしょうか。上司や同僚が話すCopilotと、自分のアプリのCopilotが...

Copilot Studioの料金プランは3種類

Copilot Studioの料金プラン3種類を示す図

Copilot Studioの料金プランは、事前購入プラン・従量課金プラン・Microsoft 365 Copilotライセンス込みの3種類です。基本単位は25,000 Copilot Creditsで、月額29,985円が目安になります。

スクロールできます
プラン 内容 料金の目安
事前購入プラン(Pre-Purchase Plan) 25,000 Copilot Creditsを含む容量パック 月額29,985円
従量課金プラン(Pay-as-you-go) 使った分だけ月末にまとめて請求 単価は非公開
Microsoft 365 Copilotライセンス込み Copilot Chat・Standard harnessでの社内利用 追加費用なし

事前購入プラン(Pre-Purchase Plan)

事前購入プランは、25,000 Copilot Creditsを含む容量パックを月単位で購入する方式です。1パックあたりの価格は月額29,985円(米ドル建てでは200.00ドル)で、事前購入によって割引が適用される場合があります。

大規模な利用が見込め、月ごとの消費量をある程度予測できる組織向けの選択肢です。

従量課金プラン(Pay-as-you-go)

従量課金プランは、Azureサブスクリプションに紐づけて、事前の契約なしに使った分だけ月末に請求される方式です。導入初期で消費量が読めない段階に向いています。

1 Copilot Creditあたりの具体的な単価は、Microsoft公式のAzure料金ページ上では執筆時点で「$-」というプレースホルダー表示のままで、公開されていません。一部の専門メディアは1クレジット0.01米ドルと紹介していますが、公式ページでの裏付けは確認できませんでした。正確な単価は契約時にMicrosoftへ確認するのが安全です。

Copilotライセンスなら追加費用なし

すでにMicrosoft 365 Copilotライセンスを持つユーザーは、Copilot ChatおよびStandard harnessを使った社内向けエージェントの構築・利用が可能です。この範囲であれば追加費用はかかりません

社外チャネルへの公開など拡張機能を使う場合だけ、スタンドアロンのCopilot Studioプランを別途検討する形です。

Copilot Studioの無料トライアルはAzureの汎用クレジット

Copilot Studioの無料トライアルに関する誤解と実際を対比した図

Copilot Studio専用の無料期間はありません。公式サイトの「無料で試す」という導線は、Azureの無料アカウント登録で得られる汎用クレジット(29,985円相当)を指しています。

このクレジットは、Copilot Studioに限らず他のAzureサービスにも使える枠です。Copilot Studioだけの専用無料枠だと誤解しないよう注意してください。専用の試用プランを探して見つからず戸惑うケースが少なくありません。

先に触れたとおり、Microsoft 365 Copilotライセンスがあれば社内向けの基本機能は追加費用なく使えるため、まずは自社のライセンス状況を確認するほうが現実的な第一歩になります。

Copilot Creditsの消費レートは機能ごとに違う

Copilot Creditsの機能別消費レートを示す対応表

Copilot Creditsは、Copilot Studioの利用量を測る共通の課金単位です。使う機能ごとに消費レートが決まっており、主な内訳は次のとおりです(Copilot Studio公式の課金レート表)。

  • Classic answer(あらかじめ用意した固定回答):1クレジット
  • Generative answer(AIが動的に生成する回答):2クレジット
  • Agent action(トリガーや処理判断などの動作):5クレジット
  • Tenant graph grounding(テナントのデータを参照した回答):10クレジット

Copilot Creditsはテナント単位でプールされる共通の予算で、Copilot StudioだけでなくCopilot Coworkのクレジット消費にも同じ枠が使われます。組織全体で見ると、複数サービスの消費量を合算した金額がコストになる点に注意が必要です。

Copilot StudioとAgent Builderの選び方

Agent BuilderとCopilot Studioの違いを対比した図

社内向けにノーコードで手早く作るならAgent Builderでのエージェントの作り方、外部公開や高度なオーケストレーションが必要ならCopilot Studioが向いています。判断軸は3つに整理できます(Microsoft Learn公式ドキュメント)。

  1. ノーコードで社内向けにすぐ使いたい:Agent Builder(Microsoft 365 Copilotライセンスがあれば追加費用なし)
  2. トピック分岐や外部システム連携など高度な組み方をしたい:Copilot Studio
  3. コードを書ける開発者で、ライセンスなしでも構築したい:Microsoft 365 Agents Toolkit

3つは対象ユーザー層が異なる別々の入口であり、優劣ではなく用途で選ぶツールです。まずは無料で使えるAgent Builderで試作し、要件が膨らんだ段階でCopilot Studioへ移行するという進め方も現実的です。

あわせて読みたい
Copilotのエージェントの作り方は?Agent Builderで3ステップ Copilotで自分専用のエージェントを作ってみたいけれど、コードを書けないから無理だと感じていませんか。 結論から言うと、Microsoft Copilotのエージェント作成にコー...

Copilot Studioで容量を超えるとどうなるか

Copilot Studioが容量超過した際の流れを示す図

Copilot Studioは、プリペイド容量の125%に達すると超過利用の状態になります。カスタムエージェントが無効化され、進行中の会話こそ中断されませんが、以降の呼び出しはすべて拒否されます。

超過が発生すると、テナントの管理者宛にメール通知が届き、Power Platform管理センターにも表示が出ます。利用を再開するには、容量の追加購入か従量課金の有効化が必要です。

想定外の請求を避けたい場合は、あらかじめ環境ごとの消費上限を管理画面で設定し、超過通知が来た時点で早めに対処する運用が現実的です。

Copilot Studioの料金に関するよくある質問

Copilot Studioは無料で使えますか?

Copilot Studio専用の無料プランはなく、公式サイトの「無料で試す」はAzureの無料アカウント登録で得られる汎用クレジット(29,985円相当)を指します。Microsoft 365 Copilotライセンスがあれば、社内向けエージェントの基本機能をCopilot Chat・Standard harness経由で追加費用なく使えます。

Copilot Studioの料金プランは何種類ありますか?

事前購入プラン(Pre-Purchase Plan)・従量課金プラン(Pay-as-you-go)・Microsoft 365 Copilotライセンス込みの3種類です。事前購入は25,000 Copilot Creditsを含む容量パックが月額29,985円、従量課金は使った分だけ月末に請求される方式です。

Copilot Creditsとは何ですか?

Copilot Studioの利用量を測る共通の課金単位です。Classic answerは1クレジット、Generative answerは2クレジット、Agent actionは5クレジットのように、使う機能ごとに消費量が異なり、テナント単位でまとめてプールされます。

Copilot StudioとAgent Builderの違いは何ですか?

Agent Builderはノーコードで作れる入門的な機能で、Microsoft 365 Copilotライセンスがあれば追加費用なく使えます。Copilot Studioはトピック分岐や外部システム連携などより高度なオーケストレーションを組める上位ツールで、テナントデータを使う場合は従量課金かライセンス購入が必要です。

Copilot Creditsを使い切るとどうなりますか?

プリペイド容量の125%に達すると、以降のエージェント呼び出しが拒否されます。進行中の会話は中断されませんが、容量を追加購入するか従量課金(PAYG)を有効にしないと、容量がリセットされるまで利用できません。

まとめ:Copilot Studioの料金と選び方

Copilot Studioの料金と選び方のまとめ図

Copilot Studioの料金は、事前購入プラン・従量課金プラン・Microsoft 365 Copilotライセンス込みの3種類から選ぶ形です。「無料トライアル」の実体はAzureの汎用クレジットであり、専用の無料枠ではない点を押さえておくと、導入検討の初期段階で迷わずに済みます。

導入を検討する際は、次の順番で確認するとスムーズです。

  1. 自社が持つMicrosoft 365 Copilotライセンスで、社内向けエージェントの基本機能が使えるか確認する
  2. 外部公開や高度な連携が必要か、Agent Builderとの役割分担を整理する
  3. 消費量が読めない導入初期は、まず従量課金で様子を見る
  4. 環境ごとの消費上限を設定し、超過通知への対処方針を決めておく

具体的な活用イメージを先につかみたい場合は、Copilotエージェントの活用事例をまとめた記事も参考にしてください。

SNSでシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

生成AIテックを運営する編集部です。SEOを専門とするデジタルマーケティングの実務家が、生成AIツールを仕事で毎日使う立場から記事を制作しています。記事はAIと人のハイブリッドで制作し、公開前に人の目で事実確認と編集を行っています。

目次