PLAUD NotePin Sで通話録音はできる?代替手段と対処法を解説

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2026年3月に発売されたPLAUD NotePin Sは、触覚ボタンを搭載した最新のウェアラブルAIボイスレコーダーとして注目を集めています。しかし、「PLAUD NotePin Sで通話録音はできるのだろうか?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

仕事上の電話内容を記録したい、大切な通話を残しておきたいと考えている方にとって、通話録音機能の有無は購入を左右する重要なポイントです。

先に結論をお伝えすると、PLAUD NotePin S単体ではスマートフォンの通話録音に対応していません。この記事では、NotePin Sで通話録音ができない具体的な理由から、代替となる録音方法、さらに通話録音機能を備えた別モデルの情報まで、詳しく解説していきます。

目次

PLAUD NotePin Sの通話録音機能について

PLAUD NotePin Sは、スマートフォンの通話録音には対応していません。これはPLAUD公式サポートでも明確にアナウンスされている仕様です。

NotePin Sは対面での会話や会議、講義、音声メモといった「周囲の音を録音する」用途に特化して設計されたデバイスです。通話録音ができない背景には、ハードウェアの設計とスマートフォンOSの制約という2つの理由があります。

結論:NotePin S単体での通話録音は非対応

PLAUD NotePin Sを使って、スマートフォンの通話内容を直接録音することはできません。これは旧モデルのNotePin同様、NotePin Sにも通話音声を捕えるための専用センサーが搭載されていないためです。

NotePin Sは2026年3月23日に発売された最新モデルで、触覚ボタンによるハイライト機能やデュアルMEMSマイクなど、対面録音に関しては大幅に進化しています。しかし、通話録音に必要なハードウェアは搭載されておらず、この点は旧モデルから変わっていません。

通話録音できない理由①:振動伝導センサー(V.C.S)が非搭載

NotePin Sで通話録音ができない最大の理由は、振動伝導センサー(V.C.S:Vibration Conduction Sensor)が搭載されていないことです。

V.C.Sとは、スマートフォンのスピーカー部分から伝わる微細な振動を検知して、相手の声を録音するための特殊なセンサーです。同じPLAUDブランドの「PLAUD NOTE」にはこのセンサーが内蔵されており、スマートフォンの背面に磁石で装着することで通話録音を実現しています。

一方、NotePin Sにはデュアルの高性能MEMSマイクが搭載されていますが、これは空気中の音を拾うためのマイクです。V.C.Sのようにスマートフォン内部の通話音声を振動で捕える機能はないため、通話録音には対応できないという仕組みです。

通話録音できない理由②:iOS・AndroidのOS制限

NotePin Sで通話録音ができない背景には、スマートフォンのOS側の制限も関係しています。iPhoneでもAndroidでも、通話録音は非常に難しい環境になっているのが現状です。

iPhoneの場合、AppleはOSレベルで通話音声へのアクセスを厳しく制限しています。通話を録音する標準機能は搭載されておらず、App Storeのアプリを使っても電話の会話を録音することは基本的にできません。これはAppleがグローバルに製品を展開する中で、通話録音に関する法律が厳しい国への配慮があるためとされています。

Androidについても、以前は多くの通話録音アプリが利用できましたが、2022年5月にGoogle Playストアのポリシーが変更されました。Accessibility APIを利用した通話録音アプリが実質的に禁止され、多くのアプリがストアから姿を消しています。現在では、端末メーカーが独自に搭載しているケースを除き、一般ユーザーがアプリで通話録音を行うことは困難です。

NotePin Sには、こうしたOS側の制約を回避するための特別な機能は備わっていません。

PLAUD NotePin Sで通話を録音する代替手段

NotePin Sに通話録音機能はありませんが、工夫次第で通話内容を記録する方法は存在します。ただし、あくまで非公式な手段であり、品質面での課題がある点は理解しておく必要があります。

スピーカーフォンで音声を拾う方法(非公式)

スマートフォンのスピーカーフォン(ハンズフリー)モードを使い、そこから出る音声をNotePin Sのマイクで拾うという方法であれば、会話を録音すること自体は可能です。これはNotePin Sの通常のボイスレコーダー機能を活用する方法と言えます。

ただし、この方法にはいくつかの注意点があります。

  • 相手の声が小さく録れたり、自分の声ばかり大きくなったりする可能性がある
  • 周囲の雑音を拾いやすく、音質は安定しない
  • 耳に当てての通話やBluetoothイヤホン使用時は、相手の声がほぼ録音できない
  • PLAUD公式が推奨している使い方ではない

ビジネスでの重要な通話記録としては信頼性に欠けるため、あくまで緊急時や簡易的なメモ程度の手段として捕らえておくのが良いでしょう。

LINE・Zoom等のVoIP通話も直接録音できない

通常の電話に限らず、LINE通話やSkype、Zoom、Microsoft TeamsといったVoIP通話やオンライン会議の音声も、NotePin Sで直接録音することはできません。

NotePin Sには、これらのアプリやサービスと連携して音声データを受け取る機能や、Bluetoothヘッドセットのように振る舞って音声を取り込む機能は搭載されていないためです。

VoIP通話についても録音したい場合は、スピーカーフォンと同様にスマートフォンやパソコンのスピーカーから音声を出力し、NotePin Sのマイクで拾うという方法が考えられます。しかし、前述の通り音質面の課題があるため、安定した録音は期待しにくい状況です。

通話録音が必要ならPLAUD NOTEを検討しよう

確実な通話録音機能を求めるなら、同じPLAUDブランドの「PLAUD NOTE」が有力な選択肢です。PLAUD NOTEはNotePin Sにはない通話録音専用の仕組みを備えており、ビジネスシーンでも安心して活用できます。

PLAUD NOTEの通話録音機能と仕組み

PLAUD NOTEには、通話音声を正確に捕らえるための振動伝導センサー(V.C.S)が内蔵されています。使い方としては、本体をスマートフォンの背面にMagSafeで装着し、通話録音モードに切り替えるだけです。

V.C.Sがスマートフォンのスピーカーから発生する振動を感知し、相手の声を含めてクリアに録音できる仕組みとなっています。LINE通話をはじめ、Zoom・Skype・Teams・Discordといったアプリ通話にも対応しています。

ただし、PLAUD NOTEの通話録音にもいくつかの制約があります。

  • 通話録音中はイヤホン・ヘッドホンの使用ができない
  • 厚いスマートフォンケースを装着している場合は集音に影響が出る可能性がある
  • PCでのオンライン会議の直接録音には対応していない(PC版にはPlaud Desktopが別途用意されている)

NotePin SとPLAUD NOTEの比較

通話録音機能を中心に、NotePin SとPLAUD NOTEの主な違いを整理します。

項目PLAUD NotePin SPLAUD NOTE
価格(税込)28,600円27,500円
サイズ51 × 21 × 11 mm85.6 × 54.1 × 2.99 mm
重量17.4g30g
通話録音非対応対応(V.C.S搭載)
対面録音対応(デュアルMEMS)対応(MEMS×2)
連続録音時間最大20時間最大30時間
ストレージ64GB64GB
装着方法ランヤード・リストバンド・クリップ・マグネットピンMagSafeでスマホ背面に装着
触覚ボタンあり(ハイライト機能)なし

対面での会議や講義の録音がメインなら、ウェアラブルで触覚ボタンも使えるNotePin Sが便利です。一方、スマートフォンの通話録音が必須の用途には、PLAUD NOTEが適しています。

利用シーンに応じて使い分ける、あるいは両方を持って場面に応じて切り替えるのも一つの方法です。

通話録音を行う際の法的な注意点

通話録音を行う場合は、法律やプライバシーに関する配慮が必要です。PLAUD NOTEなどのデバイスを使って通話を録音する際に知っておくべきポイントを整理します。

現在の日本の法律では、会話の当事者が相手に知らせずに通話を録音すること自体を直接禁止する規定はありません。しかし、録音した音声データの取り扱い方によっては、プライバシー侵害などの法的トラブルにつながる可能性があります。

特に以下の点には注意が必要です。

  • 録音した会話を無断で第三者に聞かせたり、SNS等で公開したりしない
  • 勤務先に業務上の通話録音に関するルールがある場合はそれに従う
  • ビジネスシーンやプライベートな通話では、事前に録音の同意を得ることが推奨される

相手との信頼関係を損なわないためにも、録音を行う際は事前に一言伝えておくのが安心です。

まとめ

この記事では、PLAUD NotePin Sの通話録音機能について解説しました。

NotePin Sは通話録音には対応していません。その理由は、通話音声を捕らえるための振動伝導センサー(V.C.S)が搭載されていないこと、そしてiOS・AndroidのOS制限も重なっているためです。

スピーカーフォンを使った非公式な方法はありますが、音質面の課題があるため実用的とは言えません。確実に通話を録音したい場合は、V.C.Sを搭載したPLAUD NOTE(27,500円・税込)が有力な選択肢です。

一方で、NotePin Sは対面での会議録音や音声メモの用途では優れたデバイスです。触覚ボタンによるハイライト機能やコンパクトなウェアラブル設計など、対面録音ならではの強みがあります。

ご自身の主な利用シーンに合わせて、最適なデバイスを選んでみてください。

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