Plaud NotePin Sレビュー|物理ボタン搭載で操作性が進化

Plaud NotePin Sの購入を検討しているけれど、「実際の使い心地はどうなのか」「前モデルから何が変わったのか」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、Plaud NotePin Sを実際に使用したレビューとして、物理ボタンやハイライト機能の使い勝手、文字起こし精度、メリット・デメリットまで詳しくお伝えします。購入前の判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。

目次

Plaud NotePin Sとは?基本スペックと製品概要

Plaud NotePin Sは、ウェアラブル型のAIボイスレコーダーとして2026年3月23日に発売された最新モデルです。前モデルのPlaud NotePinをベースに、物理ボタンの搭載やアクセサリーの充実など、ユーザーの声を反映した改良が加えられています。

本体はわずか17.4gと超軽量で、ネックストラップやリストバンド、マグネットピン、クリップといった4種類の装着方法に対応しています。録音した音声はBluetoothやWi-Fiを通じてスマートフォンの専用アプリに転送され、AIによる高精度な文字起こしや要約が行えます。

主なスペックは以下の通りです。

項目仕様
サイズ51 x 21 x 11 mm
重量17.4g(マグネットピンなし)
マイクデュアルMEMSマイク
バッテリー320mAh
連続録音時間最大20時間
スタンバイ最大40日間
ストレージ64GB
接続Bluetooth V5.2 / Wi-Fi
有効録音範囲最大3m
対応言語112言語
カラーブラック / シルバー / パープル
価格28,600円(税込)

112言語に対応した文字起こしや話者分離機能を備えており、会議やインタビュー、講義など幅広いシーンで活用できる仕様となっています。

Plaud NotePin Sと前モデルNotePinの違いを比較

Plaud NotePin Sの前モデルからの最大の進化ポイントは、物理ボタンの搭載です。ここでは主な違いを整理します。

比較項目NotePin S(新)NotePin(旧)
ボタン物理ボタン感圧式ボタン
ハイライト機能ボタン短押しで対応アプリ側のみ
バッテリー容量320mAh270mAh
重量17.4g16.6g
同梱アクセサリー4種類(マグネットピン、クリップ、ストラップ、リストバンド)2種類(マグネットピン、クリップ)
本体サイズ51 x 21 x 11 mm同一
価格28,600円27,500円

前モデルでは感圧式ボタンが採用されていたため、「録音が開始されたかどうか分かりにくい」という声がありました。NotePin Sでは物理ボタンに変更されたことで、押した感触で確実に録音の開始・停止を把握できるようになっています。

また、録音中にボタンを短く押すことでハイライトを記録できる機能も追加されました。ハイライトした箇所はAIが要約生成時に重点的に分析するため、重要な発言を後から効率的に振り返ることが可能です。

バッテリー容量は270mAhから320mAhに増加しており、その分だけ重量が0.8g増えています。ただし、実際に持ち比べてみてもほとんど差を感じないレベルです。

同梱アクセサリーが充実した点も見逃せません。前モデルでは別売りだったネックストラップとリストバンドが標準で付属するようになったため、購入後すぐに自分に合った装着スタイルを試すことができます。

実際に使って良かった点:5つのメリット

ここからは、Plaud NotePin Sを実際に使って感じた5つのメリットを紹介します。操作性・機能面・AI精度など、それぞれの観点から評価しています。

物理ボタンで録音操作が確実になった

物理ボタンの搭載は、日常的に使う上で想像以上に大きな改善です。前モデルの感圧式ボタンでは、録音を開始したつもりが実は開始されていなかったというミスが起きることがありました。

NotePin Sでは、ボタンを長押しするとクリック感があり、録音開始を確実に把握できます。会議の冒頭を録り逃す心配がなくなるのは、ビジネスの場で安心感につながります。

ハイライト機能で重要箇所をその場でマークできる

録音中にボタンを軽く押すだけで、その瞬間をハイライトとして記録できます。あとからアプリで文字起こしを確認する際に、ハイライト箇所を手がかりに重要な発言をすぐに見つけられるのは効率的です。

AIによる要約生成時にもハイライト部分が優先的に反映されるため、議事録の精度が向上するという印象です。メモを取る時間を減らして会話に集中したい方には特に便利な機能と言えます。

4種類の装着方法で場面に応じた使い分けが可能

ネックストラップ、リストバンド、マグネットピン、クリップの4種類が同梱されているため、その日の服装やシーンに合わせて装着方法を柔軟に変えられます。

ワイシャツならマグネットピン、ジャケットならクリップ、移動中はネックストラップといった使い分けが可能です。17.4gという軽さもあいまって、装着していることをほとんど意識せずに過ごせます。

文字起こし精度が高く話者分離にも対応

Plaudシリーズに共通するAI文字起こし機能は、NotePin Sでも高い精度を発揮します。112言語に対応しており、日本語の文字起こしもかなり正確です。

複数人の会話でも話者分離機能により、誰がどの発言をしたかが区別されて記録されます。会議の議事録作成では、この機能があるかないかで振り返りの効率が大きく変わります。

ただし、声質が似ている話者同士の場合は、識別が甘くなるケースもあるようです。完璧ではないものの、大半の場面では十分に実用的な精度と感じました。

AI要約で振り返りが効率化される

文字起こしだけでなく、AIによる要約機能も充実しています。録音データをもとに、会議の要点やアクションアイテムを整理した要約が自動で生成されます。

さらに、マインドマップやインフォグラフィック形式での出力にも対応しており、視覚的に内容を把握しやすい点が特徴です。1時間を超える会議の内容を振り返る際に、録音を聞き直す必要がなくなるのは大きな時短効果です。

気になった点・デメリット

メリットだけでなく、使っていて気になった点やデメリットも正直にお伝えします。購入後のギャップを防ぐためにも、事前に把握しておきましょう。

前モデルからの進化点が、物理ボタンとハイライト機能、アクセサリーの充実に限られている点は正直なところ気になります。マイクの性能やストレージ容量、本体サイズなど、基本スペックは前モデルとほぼ同じです。

そのため、すでにPlaud NotePinを愛用している方にとっては、買い替えの決め手に欠けるかもしれません。特に感圧式ボタンの操作に慣れていて不便を感じていない場合は、あえてアップグレードする必要性は低いという印象です。

また、電源アダプターが同梱されていないため、充電にはUSB-C対応のアダプターを別途用意する必要があります。既に手元にあるケースが多いとはいえ、購入前に知っておきたいポイントです。

もう一つ留意しておきたいのが、通話録音には対応していないという点です。NotePin Sには振動伝導センサー(V.C.S.)が搭載されていないため、電話の通話を録音する用途には適していません。通話録音が必要な場合は、Plaud NoteやPlaud Note Proの検討をおすすめします。

利用シーン別の活用方法

Plaud NotePin Sは、さまざまな場面で活用できるデバイスです。ここでは利用シーンごとの活用イメージを整理します。

会議・打ち合わせ

最も活躍するシーンが社内外の会議です。クリップやマグネットピンで胸元に装着しておけば、議論に集中しながら全内容を録音できます。ハイライト機能を使って決定事項や重要な発言をマークしておくことで、あとから生成される議事録の精度も高まります。

インタビュー・取材

対面でのインタビューや取材にも適しています。ネックストラップで首から下げておけば手元が自由になり、メモを取りながらでも録音が途切れることはありません。文字起こし精度が高いため、録音後の書き起こし作業が大幅に効率化されます。

講義・セミナーの記録

講義やセミナーに参加する際、リストバンドで手首に装着しておけば、目立たず自然に録音できます。長時間の録音にもバッテリーが対応しており、最大20時間の連続録音が可能です。要約機能を活用すれば、復習のポイントを短時間で把握できます。

日常のアイデアメモ

ふとしたアイデアや思いつきを音声で記録しておく用途にも便利です。ボタンを長押しするだけで録音が開始されるため、スマートフォンのアプリを立ち上げる手間がかかりません。移動中やリラックスしている時間にも、手軽に音声メモを残せます。

料金体系:本体価格とサブスクリプション

Plaud NotePin Sの総費用は、本体価格28,600円(税込)に加えて、AI機能のサブスクリプション料金で構成されます。ここでは各プランの概要と販売チャネルを紹介します。

無料のStarterプラン

デバイスを購入するだけで、毎月300分(約5時間)のAI文字起こし・要約機能を無料で利用できます。週に1〜2回程度の会議録音であれば、無料枠の範囲内で十分に活用できるでしょう。

有料プラン

毎日のように会議を録音するヘビーユーザーの場合は、有料プランの検討が必要です。Proプランでは月間の文字起こし時間が拡大され、プレミアム要約テンプレートなどの追加機能も利用可能になります。

さらに長時間の利用が必要な方向けには、無制限プランも用意されています。料金体系は変更される場合があるため、最新の価格については公式サイトで確認することをおすすめします。

販売チャネル

Plaud NotePin Sは、Plaud公式サイトのほか、Amazon、楽天市場、さらにエディオン、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラなどの大手家電量販店でも購入可能です。

おすすめできる人・できない人

最後に、Plaud NotePin Sがどんな人に向いていて、どんな人には別の選択肢が適しているのかを整理します。

おすすめできる人

初めてウェアラブル型AIボイスレコーダーを購入する方には、Plaud NotePin Sは最適な選択肢です。物理ボタンで操作が直感的なうえ、4種類のアクセサリーが最初から付属しているため、届いたその日からさまざまな装着方法を試せます。

また、以下のような方にも特におすすめです。

  • 対面での会議や打ち合わせが多いビジネスパーソン
  • インタビューや取材を日常的に行うライター・記者
  • 議事録の作成に時間を取られている方
  • 移動が多く、場所を選ばず録音したい方

おすすめできない人

一方で、以下のような方にはあまりおすすめしにくいと感じます。

  • すでにPlaud NotePinを使っていて大きな不満がない方(進化点が限定的なため)
  • 通話録音がメインの用途の方(V.C.S.非搭載のため非対応)
  • オンライン会議の録音だけが必要な方(Plaud Desktopなどソフトウェアソリューションの方が適している場合がある)

よくある疑問

Plaud NotePin Sについてよく寄せられる質問をまとめました。購入前の疑問解消にお役立てください。

Plaud NotePin SとNotePinのどちらを選ぶべき?

新規購入であればNotePin Sがおすすめです。物理ボタンによる操作性の向上と、アクセサリー全種同梱のお得感を考えると、価格差1,100円以上の価値があります。すでにNotePinを所有している場合は、感圧式ボタンに不満がなければ無理に買い替える必要はないでしょう。

文字起こしや要約にお金はかかる?

Plaud製品を購入すると、毎月300分まで無料で文字起こし・要約機能を利用できるStarterプランが付帯します。300分を超える利用が必要な場合は、有料のProプランや無制限プランへの加入が必要です。

録音時に気をつけることは?

録音を開始する前に、その場にいる参加者に録音することを必ず伝え、同意を得るようにしましょう。地域や状況によって法的な要件が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

スマートフォンの録音アプリとの違いは?

ボタンを押すだけで即座に録音を開始できる手軽さが大きな違いです。スマートフォンの場合はロック解除やアプリ起動が必要ですが、NotePin Sではその手間がありません。また、最大20時間の連続録音に対応しており、バッテリー持ちの面でもスマートフォンに比べて優れています。

まとめ

Plaud NotePin Sは、前モデルの文字起こし精度や録音品質はそのままに、物理ボタンの搭載で操作性が確実に向上したウェアラブルAIボイスレコーダーです。ハイライト機能やアクセサリーの充実により、日常的にさまざまなシーンで活用しやすくなっています。

劇的な機能追加こそないものの、「録音できていなかった」というミスを防げる物理ボタンの安心感は、ビジネスの場で大きな価値があります。初めてウェアラブル型AIボイスレコーダーを導入する方や、対面での会話を効率的に記録・活用したい方は、ぜひ検討してみてください。

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