PLAUD NotePin SとZenchord 1を徹底比較|AIボイスレコーダーはどっちが最適?

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PLAUD NotePin SとZenchord 1、どちらを選ぶべきか迷っている方は多いのではないでしょうか。どちらもAIを活用した録音・文字起こし・要約に対応したデバイスですが、ピン型とイヤホン型という根本的な形状の違いがあり、使い勝手や向いているシーンが大きく異なります。

この記事では、両製品のスペック・価格・AI機能・使用シーンを1つずつ比較し、それぞれの強みと弱みを整理しました。自分の使い方に合った1台を選ぶための判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。

目次

PLAUD NotePin SとZenchord 1の基本情報

PLAUD NotePin Sはピン型のウェアラブルAIボイスレコーダーで、衣服やバッグに取り付けて使用します。PLAUDシリーズはこれまでカード型の「PLAUD NOTE」やピン型の「NotePin」を展開しており、NotePin Sはその最新モデルです。

一方、Zenchord 1はオープンイヤー型のAIイヤホンです。音声認識サービス「Notta」と連携し、イヤホンとして音声を聞きながら同時に録音・文字起こしができます。Zenchordはオーディオブランドで、Notta社と共同開発した製品です。

両者は「AIで録音・文字起こし・要約ができるデバイス」という点では共通していますが、形状も装着方法もまったく異なります。

スペック比較表

両製品の主要スペックを一覧で整理しました。

項目PLAUD NotePin SZenchord 1
形状ピン型(ウェアラブル)オープンイヤー型イヤホン
サイズ51 × 21 × 11 mm
重量17.4g(マグネットピンなし)約10g(片耳)
マイクMEMSマイク × 2高性能マイク × 6
バッテリー320mAh / 連続録音最大20時間イヤホン最大10時間 / ケース込み最大30時間
ストレージ64GB
接続方式Bluetooth 5.2 / Wi-FiBluetooth 6.0
本体価格(税込)28,600円29,800円
連携アプリPLAUD AppNotta
対応言語数112言語58言語

録音性能の違い

録音方式の違いは、両製品を比較するうえで最も重要なポイントです。

PLAUD NotePin Sの録音性能

PLAUD NotePin SはデュアルMEMSマイクを搭載し、最大約3mの範囲の音声を収録できます。物理ボタンを長押しするだけで録音が始まり、短押しで重要な箇所をハイライトできる「Press to Highlight」機能が特徴です。

連続録音時間は最大20時間と長く、会議や講演など長時間の録音でもバッテリー切れの心配がほとんどありません。64GBの本体ストレージを備えているため、録音データの容量にも余裕があります。

ただし、NotePin Sには振動伝導センサー(V.C.S.)が搭載されていないため、電話通話の録音には対応していません。

Zenchord 1の録音性能

Zenchord 1は合計6つの高性能マイクとAIノイズキャンセリング技術を搭載しています。イヤホン左右に各2つ、充電ケースにも2つのマイクがあり、ケース単体でも360度方向から録音できるのが大きな特徴です。

イヤホン装着時は最大10時間、ケース充電を含めると最大30時間の使用が可能です。通話中の音声も録音できるため、電話でのやり取りを記録したい場合には優位性があります。

一方で、オープンイヤー型という構造上、装着中は周囲に録音していることが外見からわかりにくい点は、利用シーンによってはメリットにもデメリットにもなり得ます。

AI文字起こし・要約機能の比較

録音したデータをどう活用するかという点でも、両製品には明確な差があります。

PLAUD NotePin SのAI機能

PLAUD NotePin SはPLAUD App上で文字起こし・要約・質問応答まで完結します。対応言語は112言語で、話者識別(スピーカーラベル)にも対応しています。

要約テンプレートは10,000種類以上が用意されており、職種や業界に応じたカスタムテンプレートも作成可能です。「Multidimensional Summaries」機能では、1つの録音から営業向け・マネジメント向けなど複数の視点で要約を生成できます。

さらに「Ask Plaud」機能により、録音内容に対して質問を投げかけ、根拠付きの回答を得ることも可能です。AIモデルにはGPT-5.2、Claude Sonnet 4.5、Gemini 3 Proが採用されています。

Zenchord 1のAI機能

Zenchord 1の文字起こし・要約機能はNottaアプリとの連携で実現しています。対応言語は58言語で、PLAUD NotePin Sと比べるとやや少なめです。

要約テンプレートは11カテゴリー・30種類以上が用意されています。Nottaは音声認識の精度に定評があり、日本語の文字起こし精度は比較的高い水準にあります。

ChatGPT連携にも対応しており、文字起こしした内容をもとにAIへ質問できます。Nottaの既存ユーザーであれば、これまでのデータと一元管理できる点がメリットです。

装着方法と使い勝手

日常的に使うデバイスとして、装着のしやすさや使い勝手は選ぶうえで見逃せないポイントです。

PLAUD NotePin Sの装着方法

PLAUD NotePin Sには4種類のアクセサリー(マグネットピン、クリップ、ランヤード、リストバンド)が付属しており、利用シーンに応じて装着方法を変えられます。

襟元にマグネットピンで留める、バッグにクリップで付ける、首からランヤードで下げるなど、目立たずさりげなく装着できるのが強みです。重量も17.4gと軽く、装着していることを忘れるほどの軽さです。

Zenchord 1の装着方法

Zenchord 1はイヤホンとして耳に装着します。オープンイヤー型のため耳穴を塞がず、周囲の音を聞きながら使えるのが特徴です。TPU素材を採用しており、長時間装着しても圧迫感が少ない設計です。

片耳約10gと軽量で、装着感は良好です。ただし、イヤホンを着けた状態が周囲から見えるため、対面の打ち合わせなどでは相手に違和感を与える可能性があります。一方で、デスクワーク中やオンライン会議ではイヤホンとしての機能を兼ねるため、自然に使えるシーンが多いとも言えます。

料金プランの比較

本体価格は近い水準ですが、月額料金のプラン体系には違いがあります。

PLAUD NotePin Sの料金プラン

プラン月額料金文字起こし分数
Starter(無料)0円300分/月
Pro約1,250円/月(年払い$8.33)1,200分/月
Unlimited約3,000円/月(年払い$19.99)無制限

無料プランでも月300分の文字起こしが可能なため、利用頻度が少ない場合は追加費用なしで使えます。

Zenchord 1の料金プラン

Zenchord 1の文字起こし・要約機能はNottaの料金プランに依存します。Nottaには無料プラン(月120分)のほか、有料プラン(プレミアム、ビジネス等)が用意されています

すでにNottaの有料プランを契約している場合は、追加のサブスク費用なしでZenchord 1の全機能を活用できます。一方、新規にNottaを使い始める場合は、本体価格に加えてNottaの月額料金が発生する点に注意が必要です。

セキュリティとプライバシー

録音データには機密情報が含まれることも多いため、セキュリティ対策の充実度は重要な判断基準です。

PLAUD NotePin SはISO 27001、ISO 27701、GDPR、SOC 2 Type 2、HIPAA、EN 18031といった国際的なセキュリティ認証を幅広く取得しています。医療・法務など機密性の高い業界でも安心して使える水準です。

Zenchord 1のデータ管理はNottaアプリ側で行われるため、セキュリティはNottaのポリシーに準拠します。Nottaも法人向けのセキュリティ対策を提供していますが、PLAUDほど多くの国際認証を公式に打ち出してはいません。

用途別おすすめの選び方

ここまでの比較を踏まえて、用途別にどちらが向いているかを整理します。

PLAUD NotePin Sが向いている人

  • 対面の会議・商談・面談を頻繁に録音したい人
  • 長時間の講演やセミナーを録音する機会が多い人
  • 医療・法務など機密性の高い業界で使いたい人
  • 多言語対応(112言語)が必要な人
  • 録音デバイスを目立たせずに使いたい人

Zenchord 1が向いている人

  • オンライン会議やデスクワーク中心でイヤホンと録音を兼ねたい人
  • 電話通話の録音が必要な人
  • すでにNottaを利用しており、デバイス連携で利便性を高めたい人
  • ケース単体でも手軽に録音したい人
  • 音楽再生やハイレゾ音源も楽しみたい人

まとめ

PLAUD NotePin SとZenchord 1は、AIボイスレコーダーとしての基本機能は共通しているものの、ピン型 vs イヤホン型という形状の違いが使い勝手に大きく影響します。

対面での会議や商談が多く、目立たない録音デバイスを求めるならPLAUD NotePin Sが適しています。オンライン会議やデスクワーク中心で、イヤホンと録音機能を1台にまとめたいならZenchord 1が便利です。

価格帯はどちらも約3万円前後で大きな差はありません。自分の主な利用シーンを想像しながら、より自然に使えるほうを選んでみてください。

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