Zoomを使ったオンライン会議が当たり前になった今、議事録の作成や会議内容の正確な記録・共有に課題を感じている方も多いのではないでしょうか。
AI文字起こしサービス「Notta」とZoomを連携させることで、こうした悩みを解決し、業務の効率化に大きく貢献する可能性があります。
実際に連携を行えば、リアルタイムでの文字起こしや、面倒な議事録作成から解放されるなど、さまざまなメリットが期待できます。
とはいえ、NottaとZoomの連携を使ってみたいと思っても、設定方法がわからなかったり、有料プランでなければ使えないのではと不安に感じたりすることもあるでしょう。
また、「会議の参加者に使っていることが伝わるのか」といったプライバシー面への懸念の声も見られます。
そこで本記事では、NottaとZoomの連携に関する基本的な設定手順から、得られるメリット、参加者への通知の仕組み、セキュリティ対策、プランごとの機能の違い、さらには利用にあたっての法的な注意点まで、幅広く詳しく解説していきます。
この記事が、NottaとZoomの連携についての疑問を解消し、安心して導入・活用するための参考になれば幸いです。
- NottaとZoomを連携させる具体的な手順と設定方法
- 議事録作成効率化など連携による主要なメリット
- 利用時の通知やセキュリティ、同意取得などの注意点
- 料金プランごとの機能差と実用的な利用条件
NottaのZoom連携とは?基本とメリット解説
- NottaとZoomの連携方法を解説
- 連携に必要なアカウントと条件
- Notta BotをZoom会議に参加させるには
- リアルタイム文字起こしとデータ保存先
- 議事録が楽に!Notta連携のメリット
NottaとZoomの連携方法を解説
NottaとZoomを連携させる手順は、主にNottaのWeb版から行います。この連携によって、Zoomミーティングの内容を効率的に文字起こしできるようになります。
具体的な流れとしては、まずNottaのWeb版にログインし、画面左側にある「連携とアプリ」というメニューを選択します。次に、「ビデオ会議」のセクションに進むとZoomの項目が見つかりますので、そこに表示されている「連携する」ボタンをクリックしてください。こうすることで連携プロセスが開始されます。
「連携する」をクリックすると、Zoomの認証画面へ自動的に移動します。ここでは、お使いのZoomアカウント情報を入力してログインし、Nottaが必要とする情報へのアクセス許可を求める画面が表示される流れです。
「このアプリに共有アクセス権限の使用を許可します」といった内容を確認の上、「許可」ボタンを押しましょう。この操作により、NottaがZoomアカウントの情報にアクセスするための権限が得られます。
この認証方法は標準的なOAuth 2.0というフローに沿っており、ユーザーの明確な同意に基づいて連携が行われるため、セキュリティ面でも安心感があります。
また、一度設定した連携はいつでも解除することが可能です。連携時と同様にNotta Web版の「連携とアプリ」セクションからZoomの項目にアクセスし、ボタン(連携後は設定または解除ボタンとして機能します)をクリックします。
確認画面が表示された後、「解除する」を選択すれば、連携はすぐに解除されます。
連携に必要なアカウントと条件
NottaとZoomを連携して活用するためには、いくつかのアカウントや条件を整える必要があります。これらの準備が、スムーズな文字起こし機能の利用に繋がります。
まず基本として、Nottaのサービスを利用するためにNottaのアカウント登録が必須です。連携の設定や文字起こしされたデータの管理は、このNottaアカウントを通じて行われることになります。
同様に、Zoomとの連携認証や、後述するNotta Botをミーティングに参加させるためには、Zoomのアカウントも必要です。NottaはこのZoomアカウントに紐付いてミーティング情報にアクセスする仕組みです。
Zoomミーティングを主催(ホスト)する場合には、無料版を含むいずれかのZoomアカウントが求められます。
ただし、ミーティングに単に参加するだけであれば、参加者自身がZoomアカウントを必ずしも持っている必要はありません。
重要な点として、Notta BotをZoomミーティングに直接参加させてリアルタイム文字起こしを行う主要な機能は、基本的にNottaの有料プラン(プレミアムプラン以上)で提供されています。
無料プランでもZoomミーティングの文字起こし機能自体は利用できるとされていますが、1回の利用あたり3分、月間合計でも120分までという非常に厳しい時間制限があります。
このため、無料プランで実際の会議全体の文字起こしを行うことは実質的に困難と言えるでしょう。実用的なZoomミーティングの文字起こしのためには、Nottaの有料プランへの加入が不可欠とお考えいただくのが良いでしょう。
Notta BotをZoom会議に参加させるには
Notta BotをZoomミーティングに参加させるための主な方法は二つ提供されており、状況に応じて使い分けることができます。これにより、会議の音声をNottaに取り込み、文字起こしを開始できます。
一つ目は、Web会議の招待URLを使用する方法です。Notta Web版にログイン後、ホーム画面などにある「Web会議の文字起こし」ボタンをクリックします。
表示された画面で、対象となるZoomミーティングの招待URL(例: https://zoom.us/j/1234567890
)を所定の場所に入力しましょう。オプションとしてNotta Botの表示名を設定することも可能です。
全て設定後、「文字起こしする」をクリックすると、Notta Botがミーティングへの参加を試みます。この方法は、ミーティングが既に開始されている(ホストが入室済みである)場合にのみ利用できます。
ここで注意したいのは、Notta Botがミーティングに参加し録音を開始するためには、多くの場合、Zoomミーティングのホストによる参加リクエストの「承認」が必要となる点です。
二つ目は、カレンダー連携による自動参加です。NottaはGoogleカレンダーやOutlookカレンダーとの連携機能も備えています。
カレンダー連携を設定すると、カレンダーに登録されているZoomミーティングの予定がNottaの「Web会議の予定」セクションに自動的に同期されます(通常は14日以内の予定で、終日予定は除きます)。
ユーザーはこれらの予定に対して個別に「自動参加」のトグルをオンにすることで、Notta Botを指定したミーティングに自動で参加させることが可能です。
この方法でも、ZoomミーティングのホストによるNotta Botの入室許可が別途必要になる場合があります。
どちらの方法で参加させる場合でも、Zoomミーティングに参加するNotta Botの表示名はカスタマイズできます。
デフォルトでは「(ユーザー名)’s Notta Bot」のように表示されることがありますが、文字起こし開始前のオプション設定や、カレンダー連携の自動参加設定画面で任意の名前に変更することができます。
リアルタイム文字起こしとデータ保存先
NottaとZoomを連携させ、Notta Botがミーティングに参加すると、リアルタイムでの文字起こしが開始され、そのデータは安全に保存されます。ユーザーは特別な操作をせずとも、会議の内容がテキスト化されていくのを確認できます。
リアルタイム文字起こしの開始は、Notta BotがZoomミーティングに正常に参加し、ホストからの録音許可(必要な場合)が得られると、自動的に行われます。ユーザーが明示的に開始操作を行う必要は基本的にありません。
進行中のリアルタイム文字起こしを停止したい場合は、NottaのWebインターフェースまたはNottaアプリ内の画面下部中央などに表示される「■」(停止)アイコンをクリックすることで、ミーティングの途中でも任意に停止できます。
ミーティングが正式に終了したり、Notta Botがミーティングから退出したりした場合も、文字起こしは自動的に停止・保存される流れです。
録音された音声データ、Notta Botによる画面録画データ(録画機能を有効にした場合)、および文字起こしされたテキストデータは、すべてユーザーのNottaアカウントに紐づけられ、Nottaのクラウドサーバー上に保存されます。
データは暗号化されてクラウド上で安全に管理されるとされています。クラウドベースでの一元管理により、PCやスマートフォンなど複数のデバイスからデータにアクセスし、編集や共有を行うことが容易になるでしょう。
Nottaで作成された文字起こしデータや録音・録画データは、多様なファイル形式でエクスポート(ダウンロード)できます。音声はMP3形式、Notta Botによる画面録画を有効にした場合は動画がMP4形式で保存・エクスポート可能です。
文字起こしされたテキストデータは、TXT、Word (DOCX)、SRT(字幕ファイル)、PDF、EXCELといった幅広い形式に対応しており、議事録としての利用だけでなく、資料への引用や動画編集など、多岐にわたる活用が想定されます。
特にテキストデータのエクスポート時には、AIによる要約結果や話者情報、タイムスタンプといった付加情報を含めて出力するかどうかを選択できるため、よりリッチな形で記録を残すことが可能です。
議事録が楽に!Notta連携のメリット
NottaとZoomの連携は、特に日本のビジネス環境において、議事録作成の負担を大幅に軽減し、会議の生産性を向上させる多くのメリットをもたらします。
最大の利点は、議事録作成の大幅な効率化です。リアルタイムでの文字起こしと、必要に応じた録音・録画機能により、従来手作業で行っていた議事録作成にかかる時間と労力を劇的に削減できます。
例えば、1時間の会議の議事録作成が、従来の数時間から数十分程度に短縮されたという声も聞かれます。
次に、リアルタイムでの情報共有と会議への集中度向上が挙げられます。
リアルタイムで文字起こし内容が表示されるため、参加者は発言内容を視覚的にも確認でき、議事録作成担当者もメモ取りの負担が軽減されることで、議論そのものにより集中できるようになるでしょう。
また、文字起こしされた内容はNotta上で容易に共有できるため、会議に参加できなかったメンバーへの情報伝達もスムーズに行えます。
多言語対応によるグローバルコミュニケーション支援も大きな魅力です。Nottaは日本語以外にも多数の言語の文字起こしに対応しており、有料プランではリアルタイム翻訳機能も利用可能です。
海外との会議が多い企業や、多国籍なメンバーで構成されるチームにとっては、言語の壁を越えた円滑なコミュニケーションを支援する強力なツールとなります。
その他にも、文字起こしされたテキストデータはキーワード検索が可能なため、過去の会議記録から特定の情報を迅速に見つけ出すことができる「記録の検索性と網羅性の向上」、AIが自動的に要点をまとめる「AI要約機能による迅速な内容把握」、複数の発言者を識別し誰が何を話したかを区別して表示する「話者識別機能による発言の明確化」といったメリットがあります。
ただ、AIによる文字起こしの精度は100%ではなく、騒音が多い環境や専門用語が多い会話などでは認識精度が低下する可能性があり、手動での修正作業が必要になる点は留意すべきです。
また、これらの機能を十分に活用するためには、多くの場合Nottaの有料プランへの加入が前提となります。
NottaのZoom連携の注意点とバレる可能性
- NottaのZoom連携はバレる?参加者通知
- 文字起こしデータのセキュリティ対策
- 知っておきたいデメリットとコスト
- プラン別NottaのZoom連携機能の違い
- 法的注意点:Zoom連携と同意取得
- 連携トラブル時の日本語サポート情報
NottaのZoom連携はバレる?参加者通知
Nottaを使用してZoomミーティングの文字起こしを行う場合、その事実はミーティング参加者全員に通知される仕組みになっています。
このため、ホストだけがNottaの利用を知っていて、他の参加者には秘密にする、ということはできません。
具体的には、Notta BotがZoomミーティングに参加し、ホストが録音を許可すると、Zoomの標準機能として「(Notta Botの名前)がこのミーティングのレコーディングをリクエストしています」といったポップアップがホストに表示されます。
そして、録音が開始されると、ミーティング参加者全員の画面に録音中である旨が通知されます(例:「レコーディング中です」)。このZoomによる通知は、プライバシー保護の観点から無効にすることはできない仕様です。
これに加えて、Nottaは独自の「Notta Botの録音通知バナー」をWeb会議画面に表示するオプションも提供しています。このオプションを有効にすると、Nottaによる録音であることがより明確に示されます。
もしこのバナー表示のチェックを外したとしても、参加者リストにはNotta Botの名前が表示されます。
Nottaのヘルプドキュメントでは、その場合であってもWeb会議の録音および録画に関する法律に従い、参加者の方々に「Notta Bot」を使用することを事前に口頭などで知らせるよう推奨しています。
したがって、主要な通知はZoomの組み込みアラートに依存し、Notta Botの存在も明らかになるため、透明性はシステム設計上、確保されていると言えます。
文字起こしデータのセキュリティ対策
Nottaは、ユーザーがZoom連携などで作成した文字起こしデータを含む各種データの保護に関して、複数のセキュリティ対策とプライバシーポリシーを整備しています。
機密情報を取り扱う可能性のある会議データを扱う以上、これらの対策は非常に重要です。
技術的な対策として、Nottaはデータの送受信時におけるSSL/TLS暗号化(HTTPS通信)、保存される音声、画像、テキストデータなどの暗号化、そしてパスワードのSHA256ハッシュ化といった基本的な措置を講じています。
また、運用面では、定期的なデータバックアップ(バックアップデータは日本国内のデータセンターに保存されるとの公式情報もあります)と災害復旧計画、アクセス制御、アクセスログの記録、外部からの不正アクセスを防止するためのセキュリティ対策なども実施しているとされています。
法的な側面では、Nottaのプライバシーポリシーは、日本の「個人情報の保護に関する法律」(APPI)に準拠していることを明記しています。
これには、個人情報の取得・利用目的の特定と通知・公表、適法かつ公正な手段による取得、本人の同意に基づかない第三者提供の制限などが含まれます。
さらに、Nottaは情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC 27001認証や、米国公認会計士協会(AICPA)が定める保証報告書であるSOC 2 Type IIを取得しています。
これらの第三者機関による認証や準拠表明は、Nottaのセキュリティ体制やプライバシー保護への取り組みが客観的に評価されていることを示しています。
ただし、データのAI学習への具体的な利用範囲やユーザーによるオプトアウトの可否、プライマリデータの正確な保管場所など、特に厳格なデータガバナンスポリシーを持つ企業の場合は、Notta社へ直接確認することが推奨されます。
知っておきたいデメリットとコスト
NottaとZoomの連携は多くのメリットを提供する一方で、いくつかのデメリットや注意しておきたい点も存在します。これらを事前に理解しておくことで、より効果的にツールを活用できるでしょう。
まず、AIによる文字起こしの精度は100%ではないという点が挙げられます。
特に、騒音が多い環境、話者の滑舌が不明瞭な場合、複数人が同時に発言した場合、あるいは専門用語や固有名詞が多い会話などでは、認識精度が低下する可能性があります。
そのため、多くの場合、文字起こし後の手動による修正作業は必要になると認識しておくべきです。ただし、特定の用語をNottaに単語登録しておくなどの工夫で、精度をある程度向上させることも可能です。
次に、コスト負担です。Nottaの全機能、特に長時間のZoomミーティングに対応した実用的な文字起こし機能を利用するためには、有料プランへの加入が前提となります。
無料プランも提供されてはいますが、機能や利用時間に大きな制限があるため、試用以上の価値は期待しにくいのが実情です。月額払いのプランは、一部のユーザーにとっては比較的高価に感じられる可能性も指摘されています。
プライバシー・セキュリティへの配慮も欠かせません。
前述の通りNottaは各種セキュリティ対策を講じていますが、会議の音声や映像といった機密情報を含む可能性のあるデータを第三者のクラウドサービスに送信・保存することになるため、企業や組織のセキュリティポリシーとの整合性を確認し、情報漏洩リスクに対する十分な検討が必要です。
最後に、Notta BotがZoomミーティングに参加し録音を開始するためには、多くの場合、ミーティングのホストによる承認操作が必要となる点も注意が必要です。
この点を事前にホストに周知しておかないと、ミーティング開始時に手間取ったり、最悪の場合Botが参加できなかったりする可能性があります。
プラン別NottaのZoom連携機能の違い
Nottaの料金プランによって、Zoom連携で利用できる機能や文字起こし時間などに大きな違いがあります。
実質的に、Zoomミーティングの議事録作成や内容把握のためにNottaを継続的に活用するには、有料プランへの加入が必須となると言えるでしょう。
まず、フリープラン(無料)の場合、Zoomミーティングの文字起こし自体は可能とされていますが、1回のミーティングにつき最大3分まで、月間の合計文字起こし時間も120分まで(1ユーザーあたり)という非常に厳しい制限が設けられています。
このため、実際の会議内容を網羅的に文字起こしする用途には不向きで、機能試用やごく短時間の音声メモ用途に限定されると考えられます。
Notta BotによるWeb会議への自動参加といった高度な機能は、無料プランでは提供されていないか、極めて限定的です。
次に、プレミアムプラン(有料)になると、月間の文字起こし時間が大幅に増加し(例: 1,800分/月)、1回あたりの文字起こし時間制限も緩和されます(例: 90分/回)。
リアルタイム翻訳機能やAI要約機能の利用回数も増え、本格的にZoomミーティングの文字起こしを活用したい個人ユーザーに適しています。
さらに上位のビジネスプラン(有料)では、月間の文字起こし時間は無制限となり、1回あたりの文字起こし時間もさらに長時間(例: 5時間/回)に対応します。
Web会議の画面録画機能や、SalesforceなどのCRM連携機能も利用可能になるなど、チームや法人での利用を想定した機能が強化されるプランです。
最も上位のエンタープライズプラン(有料)では、ビジネスプランの機能に加え、SAMLシングルサインオン(SSO)、操作ログ、専任サポートデスクなど、大規模導入向けの高度なセキュリティ・管理機能が提供されます。
文字起こし時間などはカスタマイズ可能とされています。無料プランはあくまで機能の試用と位置づけるのが適切でしょう。
法的注意点:Zoom連携と同意取得
Nottaを使用してZoomミーティングの文字起こしや録音・録画を行う際には、日本の法律(特に個人情報保護法)およびビジネス上の倫理や慣習に十分配慮する必要があります。特に参加者からの同意取得は極めて重要です。
Zoomミーティング中の発言者の音声や、文字起こしされた内容に氏名や個人を特定できる情報が含まれる場合、それらは個人情報保護法における「個人情報」に該当します。
個人情報を取得・利用する際には、利用目的を特定し、原則として本人に通知または公表し、同意を得る必要があります。
Notta自身もプライバシーポリシーでAPPIへの準拠を表明しており、ユーザーに対して、Web会議の録音・録画に関する法律に従って参加者にNotta Botの使用を事前に知らせるよう助言しています。
ミーティングの録音・録画・文字起こしを行う場合、全ての参加者から明確な同意を得ることが、法的なリスク回避と倫理的配慮の両面から強く推奨されます。
日本のビジネス慣習においても、無断での録音・記録は相手に不快感や不信感を与える可能性があり、良好な関係構築の妨げとなり得ます。
同意取得の具体的な方法としては、ミーティングの冒頭で、ホストまたは進行役が「本日のミーティングは、議事録作成および内容確認のため、Nottaを使用して文字起こし(および録音・録画)を行います。よろしいでしょうか?」のように目的を伝え、参加者から口頭またはチャット等で同意を得る方法が一般的です。
より正式な場や機密性の高い情報を扱う会議では、事前に書面やメール等で同意を取得することも検討しましょう。
Zoomの録画開始通知は参加者へのアラートとして機能しますが、これに加えて、なぜ録画・文字起こしを行うのかという目的を明確に伝えることが重要です。
特に、ミーティング中に人種、信条、病歴といった「要配慮個人情報」が扱われる可能性がある場合は、その取得には原則として本人の明確な同意が必要となり、同意取得のハードルがより高くなるため、慎重な対応が求められます。
取得したデータは個人情報として適切に管理し、不要になったデータは安全に消去する体制も整えましょう。
連携トラブル時の日本語サポート情報
NottaとZoomの連携が正常に機能しない場合、いくつかの原因と対処法が考えられますが、Nottaは日本語でのサポート体制を整えていますので、これらを活用することができます。
まず、Nottaは日本語のヘルプセンターを設けており、Zoom連携に関する情報も提供されています。
ヘルプセンター内では、「Notta Bot Zoom」や「Zoomミーティングに参加できない時の対処方法」といったキーワードで検索することで、関連する情報を探すことが可能です。
具体的なトラブルシューティングの一例として、Notta BotがZoomミーティングに参加できない、または録音リクエストのポップアップがホストに表示されない場合は、Zoom側の設定確認が有効です。
Zoomの設定画面で、ホストアカウントにて「コンピュータファイルにレコーディングする」オプションがオンになっていること、そして「ホストにレコーディングの権限をリクエストできるユーザー」の設定項目で「外部のミーティング参加者」にチェックが入っているか確認してください。
Notta Botは外部参加者として扱われるため、この設定が必要です。
カレンダー連携で予定が同期されない場合は、Nottaとカレンダー(Googleカレンダー/Outlookカレンダー)の連携を一度解除し、再度連携設定を行うことで改善する場合があります。
また、同期対象の予定が、開始時刻と終了時刻が設定されていること(終日予定は対象外)、今日から14日以内の予定であることなども確認点です。
これらのヘルプ情報を参照しても問題が解決しない場合は、Nottaのウェブサイトにあるお問い合わせフォームや、サポート用メールアドレス(例: support@notta.ai
)を通じて、日本語で直接問い合わせることが可能です。
公式に運営されている日本語のNottaユーザーフォーラムで、特にZoom連携のトラブルシューティングに特化したものは現時点の調査では確認できませんでしたが、まずは公式のサポートチャネルを利用するのが良いでしょう。
NottaのZoom連携の活用ポイント総括
- NottaとZoomの連携はNotta Web版から行う
- 連携解除もNotta Web版から容易に実行可能である
- 連携にはNottaとZoom双方のアカウントが必須
- Notta Botの本格利用は基本的に有料プランが前提
- 無料プランの文字起こしは1回3分、月120分まで
- Botは招待URL入力かカレンダー連携で会議に参加
- Bot参加には多くの場合Zoomホストの承認を要する
- Botの表示名はユーザーが任意に設定できる
- リアルタイム文字起こしはBot参加後に自動で開始
- 文字起こしデータはNottaクラウドに暗号化して保存
- テキストデータは多様な形式でエクスポートできる
- 議事録作成効率化や多言語対応が大きなメリット
- Botによる録音はZoom機能で全参加者に通知される
- 文字起こし精度は環境に依存し100%ではない
- 個人情報保護のため参加者全員の同意取得が必須