AIボイスレコーダーを手掛けるPLAUD株式会社は、2025年10月8日、新製品「Plaud Note Pro」のメディア向け体験発表会を東京・渋谷の渋谷スクランブルスクエアのSHIBUYA QWSにて開催しました。
本イベントでは、世界累計100万ユーザーを突破したPlaudシリーズの最新フラッグシップモデルが披露され、同社のAIを活用した働き方改革へのビジョンが示されました。
渋谷の最新ランドマークから発信される「AIによる生産性革命」

会場となったのは、渋谷駅直結の「渋谷スクランブルスクエア」。多くのスタートアップやデジタル関連企業が集うこの場所で、来る10月14日の一般発売に先駆けて、新製品「Plaud Note Pro」の全貌が明らかにされました。
イベントはメディア関係者やパートナー企業を対象に行われ、製品のタッチ&トライコーナーも盛況。参加者は、驚異的な薄さと洗練されたデザインのデバイスを手に取りながら、その革新的な機能を体験しました。

経営陣が語るブランドの哲学と新製品の戦略

発表会では、まずPLAUD Inc. CEOであり、日本法人の代表取締役も務めるNathan Xu(ネイサン・シュー)氏が登壇。同氏は自身の投資家としての経験から、重要な会話を記録し、活用する必要性を痛感したというブランドの原点を語りました。「会話こそが知性の一形態である」という哲学のもと、Plaudが単なる記録ツールではなく、人間の知性を拡張するソリューションであることを強調しました。

続いて、日本法人のGeneral ManagerであるWaton Zhang(ワトソン・ザン)氏が、新製品「Plaud Note Pro」の具体的な製品紹介を行いました。4基のマイクによるAI指向性収音技術や、ユーザーからの要望が多かったディスプレイの搭載など、ハードウェアの進化点を解説。

その後、Sales Directorの鈴木直幸(すずき・なおゆき)氏が「Plaud App 3.0」のデモンストレーションを行い、録音から文字起こし、さらには3,000種類以上のテンプレートを用いた要約生成まで、一連のワークフローを実演しました。
日本市場への本格展開と今後の展望

今回の発表会は、米国本社ではなく日本法人である「PLAUD株式会社」が主催しており、同社の日本市場への強いコミットメントが感じられました。質疑応答では、日本の「働き方改革」を後押しし、議事録作成などの付帯業務にかかる時間を削減することで、より創造的な業務へのシフトを支援したいという考えが改めて示されました。
生成AI技術が急速に社会実装される中、Plaudは高品質な専用ハードウェアと強力なAIソフトウェアを組み合わせることで、ソフトウェア単体のサービスとは一線を画す体験価値を提供。今回の新製品投入により、AIボイスレコーダー市場におけるプレミアムブランドとしての地位を確固たるものにする狙いです。