AIボイスレコーダー「Plaud Note Pro」を購入検討中の方、あるいは購入したばかりの方から、よくこんな不安の声を耳にします。
- Plaud Note Proって、使いこなせるか不安…
- 初期設定やアプリ連携が面倒くさそう
- 録音したあと、どうやって文字起こしするの?」
ご安心ください。Plaud Note Proの使い方は驚くほどシンプルで、当編集部でも開封から数分で使いこなすことができました。
この記事を読めば、開封からAIによる議事録作成まで、Plaud Note Proの全ステップが簡単に理解できるので、ぜひご活用ください。
- Plaud Note Proの初期設定(ペアリング)の簡単な手順
- 録音開始から停止、ハイライトまでの基本的な操作方法
- 「通話録音」と「対面録音」の自動切替(スマートデュアルモード)の使い方
- 録音データをAIで文字起こし・要約するまでの具体的な流れ
始める前に:Plaud Note Proの同梱物と本体ボタンの確認

Plaud Note Proの箱は高級感があり、開封時から期待が高まります。 箱に入っている主な同梱物は以下の通りです。
- Plaud Note Pro 本体
- 専用マグネット(ポゴピン)充電ケーブル
- MagSafe対応ケース(スマホ装着時に使用)
- MagSafe非対応スマホ用マグネットリング

まずは本体のボタンを確認しましょう。使い方は非常に直感的です。 本体の側面(または上部)にあるメインの「録音ボタン」の操作は、基本的に2つしかありません。
- ボタンを長押し = 録音の開始 / 停止
- 録音中にボタンを短押し = ハイライト(重要な箇所をマーク)
これだけ覚えれば、録音は完璧です。録音中は本体ディスプレイにも状態が表示されるため、「本当に録れているか?」という不安もありません。

【ステップ1】初期設定とアプリ連携(ペアリング)の方法
購入直後に、最初だけ行う作業が「ペアリング」です。 「設定が面倒そう」と感じるかもしれませんが、当編集部でも3分もかからず完了するほど簡単でした。
手順は以下の3ステップです。
- お使いのスマートフォンに「Plaud」アプリをダウンロードします。(iOS / Android両対応)
- スマートフォンの「Bluetooth」をオンにします。
- 「Plaud」アプリを開き、画面の指示に従ってPlaud Note Proと接続(ペアリング)します。
アプリのUI(操作画面)も直感的で分かりやすく、特に迷う点はありませんでした。 これで初期設定は完了です。次回からはアプリを開くだけで自動的に接続されます。
【ステップ2】Plaud Note Proの「録音」の使い方
Plaud Note Proの録音操作は、ボタンを押すだけです。
基本操作:「長押し」で録音開始、「短押し」でハイライト
録音したい場面が来たら、本体の「録音ボタン」を長押し(約1秒)するだけです。本体が振動し、ディスプレイに録音中であることが表示され、録音が開始されます。 録音を止めたい時も、同じボタンを再度「長押し」します。
また、録音中に「ここは重要だ」という瞬間が来たら、録音ボタンを「短押し」します。 これは「ハイライト」機能と呼ばれ、その時点から遡って(編集部の検証では30秒)目印(ハイライト)を付けることができます。後からAIが要約する際の参考情報になるため、非常に便利な機能です。
【Plaud Note Proの最重要機能】2つの録音モード(自動切替)
Plaud Note Proには2つの録音モードがありますが、ユーザーが操作する必要はほとんどありません。AIが自動で判別してくれます。
- 対面録音(会議・インタビュー) 使い方は、本体を机の上に置くだけです。4つの高性能マイクが、AI指向性収音技術により最大5m先の音声までクリアに録音します。
- 通話録音(スマホ通話) 使い方は、付属のMagSafeケースに入れて、スマートフォンの背面に装着するだけです。
従来モデルでは、この2つのモードを「手動スイッチ」で切り替える必要があり、「切り替え忘れ」による録音失敗が多発していました。 しかし、Plaud Note Proは「スマートデュアルモード」を搭載しており、AIが自動で判別してくれるので非常に賢く、録音失敗がありません。これは旧モデルと比べた非常に大きな進化点です。
【ステップ3】AI(文字起こし・要約)の使い方
録音が終わったら、いよいよAIの出番です。 ここからの操作は、すべて「Plaudアプリ」上で行います。録音データをAIに処理させるまでの流れも非常にシームレスです。
手順は以下の4ステップです。
- スマートフォンの「Plaudアプリ」を開きます。(Plaud Note Proと自動で接続されます)
- 録音データが本体からアプリへ自動で同期(転送)されます。Plaud Note ProはWi-Fi転送にも対応しており、旧モデルより転送速度が高速化されています。
- アプリに表示された録音ファイルを選び、「生成」ボタンをタップします。
- 文字起こしする言語(日本語、英語など112言語に対応)や、要約のテンプレートを選びます。
特に便利なのが要約テンプレートです。単なる要約だけでなく、「議事録」「マインドマップ」「To-Doリスト」など、3,000種以上のテンプレートから用途に合った形式を選ぶことができます。 これだけで、AIによる高精度な文字起こしと、要点をまとめた要約が自動で作成されます。
【ステップ4】録音データの「編集・共有」の方法
AIによって生成されたテキストや要約は、アプリで簡単に活用できます。
文字起こしテキストを修正する方法
AIの精度は非常に高いですが、固有名詞や専門用語などで誤字がある場合は、アプリ上でテキストをタップして簡単に編集・修正することができます。
要約結果を共有する方法
完成した議事録や要約は、アプリの共有ボタンからコピーしたり、テキストファイル(.txt)などとして出力したりできます。 特に、アプリのアップデートで文字起こしテキストを「直接コピー」できるようになったため、Slackやメールなどに素早く貼り付けることが可能になり、非常に便利になりました。
また、AIが生成した要約に対して、「Ask Plaud」機能を使って「この会議での決定事項だけ教えて」「Aさんのタスクを具体的にリストアップして」とチャット形式で追加の質問をすることも可能です。
(補足)Plaud Note Proの充電方法

最後に、充電方法についてです。 Plaud Note Proの充電は、付属の「専用マグネット(ポゴピン)ケーブル」で行います。
本体の背面にある専用端子に、ケーブルの先端が磁石でカチッとくっつきます。 この設計のおかげで、クレジットカードほどの薄さ(2.99mm)を実現できていますが、デメリットもあります。
(※注意点として、Plaud Note Pinは「USB Type-C」に対応していますが、Plaud Note Proは「専用ケーブル」です。外出時にこのケーブルを忘れると充電できないため、購入を検討している方はご注意ください。)
まとめ:Plaud Note Proの使い方は「押すだけ」で簡単
Plaud Note Proの使い方を4ステップで解説しました。
- 【初期設定】アプリと連携する(初回のみ)
- 【録音】ボタンを長押しする(自動でモード切替)
- 【AI処理】アプリで「生成」を押す
- 【活用】要約をコピー&ペーストする
このように、初期設定さえ済ませれば、あとは「録音ボタンを長押しするだけ」で、AIが自動で議事録や要約を作ってくれる、非常に簡単なデバイスです。 使いこなせるか不安だった方も、安心してPlaud Note ProのAI体験を始めてみてください。
