AIブログで稼ぐことは可能?検索の公式ポリシーが禁じる量産の境界線

AIブログで稼ぐことが規約上可能かを公式ポリシーから確認する記事のアイキャッチ

AIで記事を書けば、短時間でブログ収入を作れそうです。一方で検索から消える、広告が止まるという話も目にします。どこまでやってよいか分からないのではないでしょうか。

AIでブログ記事を書くこと自体は、Googleのガイドライン違反にあたりません。違反とされるのは、検索順位の操作を主な目的に価値のないページを大量に作る使い方です。AI副業のなかでも境界が規約に明記された領域です。

公式ポリシーの原文から許される使い方の境界を確かめます。読み終えるころには、収益の土台を壊さない進め方が分かります。

目次

AIブログで稼ぐこと自体はGoogleも禁止していない

AI利用は違反でない・基準は品質・AIに加点はないという公式の3つの位置づけをまとめた図

AIを使ってブログ記事を書くこと自体は、Googleのガイドライン違反にあたりません。Googleは公式ブログのよくある質問で、この点にはっきり答えています。

AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。

Google検索セントラル

判断されるのは制作の手段ではなく、できあがった中身です。同じ資料は「コンテンツがどのように制作されたかではなく、その品質に重点を置く」姿勢を長年の指針として説明しています。人が手で書いた量産型のコンテンツが問題になった時代にも、Googleは人間の書いた記事を締め出す方向ではなく、良質なものを評価できるようシステムを改善する方向で対応してきました。

一方で、AIを使えば有利になるわけでもありません。同じ質問集には、AIを使ったからといってランキング上の特別なメリットはなく、評価されるのはE-E-A-Tの基準を満たすオリジナルな内容だと書かれています。

E-E-A-Tは、専門性・エクスペリエンス・権威性・信頼性という4つの観点で品質をとらえる考え方です。AIは加点要素ではなく中立であり、勝負は中身に戻ってきます。

AIブログの収益化手段は主に3つに分かれる

広告収入・アフィリエイト・自分の商品というAIブログの3つの収益化手段を並べた図

AIブログの収益化手段は、広告収入・アフィリエイト・自分の商品への誘導の3つに大きく分かれます。どれを選ぶかで、後で触れる規約上の制約の受け方が変わります。

広告収入はアクセス数に比例して積み上がる

記事に広告枠を置き、表示回数やクリックに応じて報酬を受け取る形です。代表的なのがGoogle AdSenseで、広告主を自分で探す必要がないぶん、始めるまでの手間が軽くなります。

報酬はアクセス数におおむね比例します。そのため記事数を増やしたくなりますが、この動機がそのまま規約上の危険に直結します。詳しくは後の見出しで扱います。

アフィリエイトは成果が出た分だけ報酬になる

読者が紹介した商品やサービスを申し込んだときに報酬が発生する形です。1件あたりの単価が広告収入より高くなりやすい反面、読者が申し込むところまで運ばないと収入はゼロのままです。

アクセス数そのものより、扱う商材と読者の関心が噛み合っているかが効きます。少ない記事数でも成立しうるのがこの手段の性質で、量を増やす圧力は広告収入より弱くなります。

自分の商品やサービスへ誘導する方法もある

自分の講座・受託の仕事・デジタル商品などへ、記事から読者を運ぶ形です。他社の枠組みに乗らないため、報酬の取り分や単価を自分で決められます。

売るものを先に持っている人向けの手段で、これから作る場合は立ち上げに時間がかかります。手段ごとに必要な記事数の考え方が変わる点を先に押さえておきます。

なお、AIブログで実際にいくら稼げるのかを示す公的な統計はありません。金額の実態はAI副業をやってみた実態を調査データで確かめた記事で整理しています。

AIブログが規約違反になるのは量産が目的化したとき

読者を助ける目的と順位を動かす目的で規約上の扱いが分かれることを示す対比図

規約違反の分かれ目は、AIを使ったかどうかではなく、検索順位の操作が主な目的になっているかどうかです。Googleのスパムに関するポリシーは、この使い方を「大量生成されたコンテンツの不正使用」という名前で明確に禁じています。スパムに関するポリシーとは、Googleウェブ検索が禁止する行為を列挙した公式文書のことです。

同じ文書は、この不正使用にあたる例を列挙しています。そのひとつが「生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること」です(Googleのスパムに関するポリシー)。

条件になっているのは、生成AIを使ったことではなく、価値を付加していないことです。

判定の軸は「主な目的」であって記事数ではない

ポリシーの定義文は、大量生成されたコンテンツの不正使用を「ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成すること」と説明しています。読者を助けるためか、順位を動かすためか、という目的の側に判定の軸が置かれています。

同じ文書は「検索キーワードは含んでいるものの、閲覧者にとってほとんどまたはまったく意味がないコンテンツのページを大量に作成すること」も例に挙げています。キーワードを埋めた薄い記事を並べる作り方が名指しされている形です。

つまり100記事あること自体は問題になりません。100記事それぞれに読者への価値があるかが問われます。記事数の上限を気にするより、1本ずつが単独で役に立つかを確かめるほうが、規約の趣旨に沿っています。

違反すると掲載順位が下がることがある

Googleは自動システムと人による審査で違反を検出し、場合によっては手動による対策を実施すると説明しています。手動による対策とは、システムの判定ではなく人の審査にもとづいて行われる措置のことです。

ポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあるとされています。必ず削除されると決まっているわけではありませんが、検索流入を前提にした収益は崩れます。市場側の要因で稼ぎにくくなる構造については、AI副業が稼げない理由を公的データで検証した記事で扱っています。

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AIブログの量産はGoogle AdSense収益も止める

価値のない量産が検索スパム判定を招き検索順位と広告配置の両方を失う流れを示した図

検索スパムと判定されて失うのは、検索流入だけではありません。Google AdSenseの規約にあたるGoogleパブリッシャー向けポリシーは、検索のスパムに関するポリシーに違反する画面にGoogleの広告を配置することを、禁止行為として明記しています。

つまり量産で検索スパムと判定された場合、順位が下がるだけでなく、その画面に広告を出すこと自体が規約違反になります。検索と広告という2つの収益源が、同じ判定で同時に止まる構造です。

さらに同じポリシーは、広告を配置できない画面として「パブリッシャーのコンテンツが含まれていない、または有用性の低いコンテンツを含んでいる」ものを挙げています(Googleパブリッシャー向けポリシー)。価値を加えずに他のサイトの内容をコピーした画面も、同様に配置できない対象です。量産のリスクは検索順位だけで完結しません

AI生成記事の著作権は創作的寄与の程度で決まる

AI生成記事の著作権が創作意図と創作的寄与、類似性と依拠性の4つの観点で判断されることを示す図

AIが生成した文章に著作権が認められるかは、使った人がどこまで関わったかで判断されます。文化庁のチェックリスト&ガイダンスは、AI生成物が著作物にあたるかは、利用者が持っていた「創作意図」と「創作的寄与」の程度によって判断されると整理しています。

指示を1行入れて出てきた文章をそのまま使う場合と、構成を設計し、事実を確認し、表現を選び直した場合とでは、関わりの深さが違います。他人の権利を侵すかどうかは、これとは別の基準で判断されます。

他人の権利を侵すかは類似性と依拠性で判断される

同じ資料は、著作権侵害の要件として既存の著作物との「類似性」と「依拠性」の双方が必要だと説明しています。類似性は表現が似ていること、依拠性はもとの著作物を認識したうえで作ったことを指します。類似性がないAI生成物については、利用にあたって特段の許諾は不要とされています。

注意が必要なのは依拠性のほうです。プロンプトに既存の著作物そのものを入力した場合や、作品名・キャラクター名などの固有名詞を入力した場合は扱いが変わります。

その著作物を認識していたことを推認させる間接事実になり、依拠性が認められやすくなると整理されています。競合記事を貼り付けて似た記事を書かせる進め方は、この点で不利になります。

公開前の類似確認とプロンプトの保存が勧められる

実務として勧められているのは2つです。ひとつは、AI生成物を使う前に既存の著作物と類似していないかを確認することで、資料はインターネット検索の活用を例に挙げています。

もうひとつは、生成に使ったプロンプトなど生成過程を確認できる状態にしておくことです。依拠性がないことを説明できるようにするためで、著作物性を説明する場面でも役立つとされています(文化庁のチェックリスト&ガイダンス)。指示の履歴を残す習慣が、そのまま備えになります。

AIブログでAI利用を開示すべきかGoogleが答えている

AI利用の開示は推奨だが著者署名欄への記載は不適切であることと伝える場所を示した図

AIを使っていることを読者に伝えるかどうかについて、Googleは開示を推奨する立場をとっています。どのように作られたのかと読者が思うようなコンテンツでは、AIや自動化の使用を開示するのは有益であり、そうした状況が予想される場合は情報を追加することを勧める、という書き方です。

ただし方法には注釈が付いています。Googleは、AIの使用を読み手に明確に伝えることは推奨しつつ、著者の署名欄にAIと記載するのはその方法としてふさわしくないと述べています(AI生成コンテンツに関するGoogle検索のガイダンス)。署名は責任の所在を示す場所であり、そこをAIで埋めると誰が内容に責任を持つのかが消えるためです。

開示するなら、運営者情報や編集方針のページ、記事内の注記で伝える形になります。隠す前提で運用しないほうが、規約とも読者の期待とも噛み合います。

AIブログで稼ぐのに向く人と向かない人の分かれ目

AIブログに向いている人と向かない人を材料の有無で分けて対比した図

AIブログが向くのは、自分が持っている情報や検証した結果をAIで形にできる人です。逆に、書く手間を省くこと自体が目的の人は、公式が使用を勧めないと名指しした使い方に近づきます。

Googleは、有用なコンテンツを独自に制作するうえでAIが重要な役割を果たすと考えるなら、使用を検討してよいとしています。一方で、ランキングを操作するための安価で手軽な方法と考えているなら、AIの使用は勧めないと明言しています。この対比が、向き不向きの線をそのまま引いています。

向くのは出せる情報を自分で持っている人

自分で試した結果、業務で蓄積した手順、公的資料を読み込んだ整理など、他の記事にない材料を持っている人はAIと相性がよくなります。AIは材料を形にする速度を上げますが、材料そのものを生み出すわけではありません。

E-E-A-Tの4要素のうち、エクスペリエンスと専門性は書き手の側にしか置けません。材料の有無が最初の分かれ目になります。

向かないのは手間の削減だけが目的の人

書く時間を減らすことだけが目的の場合、出てくるのは他のサイトにもある内容の言い換えになりがちです。Googleは低品質なコンテンツへの対処を長年続けてきたと説明しており、人が書いたか自動で作られたかを問わず対象にしてきたとしています。

手間の削減は結果として得られるもので、目的に置くと評価される中身から遠ざかります。削減を目的にすると中身が空くという順序を、先に押さえておきます。

AIブログで稼ぐことに関するよくある質問

AIで書いた記事でもGoogle AdSenseの審査に通りますか?

AIを使ったこと自体が不合格の理由になるという記載は公式ポリシーにありません。ただしパブリッシャー向けポリシーは、有用性の低いコンテンツを含む画面や、価値を加えずに他のサイトの内容をコピーした画面に広告を配置できないと定めています。判断されるのは制作方法ではなく中身の有用性です。

AIブログを複数サイト運営しても規約上は問題ありませんか?

サイトを複数持つこと自体は禁じられていません。ただしスパムポリシーは「コンテンツを大量生成したことを隠す目的で複数のサイトを作成すること」を、大量生成されたコンテンツの不正使用の例として挙げています。量産の実態を分散させる意図があるかどうかが分かれ目になります。

AIが書いた文章に手を加えれば独自性があると認められますか?

表現を少し変えるだけでは足りません。スパムポリシーはスクレイピングの例として、他のサイトの内容を「語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして若干の修正を加えたうえで転載する」行為を挙げています。読者にとっての価値が加わっているかで見られます。

AIブログがスパムと判定されるとどうなりますか?

Googleは自動システムと人による審査で違反を検出し、場合によっては手動による対策を実施すると説明しています。ポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあるとされています。

無料の生成AIツールで書いた記事でも収益化できますか?

ツールの料金と検索での評価は関係ありません。Googleは、コンテンツがどのように制作されたかではなくその品質に重点を置くという姿勢を示しています。無料か有料かではなく、読者にとって有用でオリジナルな内容になっているかが基準です。

まとめ:AIブログで稼ぐために最初に確認すること

AIブログを始める前に確認する材料の有無・収益化手段・1本ずつの価値という3点をまとめた図

AIブログで稼ぐことは規約上できます。境界にあるのはAIを使うかどうかではなく、読者への価値を付けずに量を出す方向へ進むかどうかです。ここを取り違えると、検索順位と広告の両方を同時に失います。

始める前に確認しておきたい順序は次のとおりです。

  1. 自分が出せる材料(試した結果・業務の知見・読み込んだ資料)があるかを確かめる
  2. 収益化手段を先に決め、それに必要な記事数の考え方をそろえる
  3. 記事を1本ずつ、単独で読者の役に立つ状態にする
  4. 生成に使ったプロンプトを残し、公開前に既存の記事と似ていないか確認する

記事数を追う前に、材料の有無を見直してください。仕事の種類や手数料、確定申告といった基礎から確かめたい場合はAI副業の仕事内容と始め方を整理した記事が入口になり、市場の状況を知りたい場合はAI副業が稼げない理由を検証した記事が参考になります。材料を持たないまま量へ向かうのが、最も避けたい進み方です。

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この記事を書いた人

生成AIテックを運営する編集部です。SEOを専門とするデジタルマーケティングの実務家が、生成AIツールを仕事で毎日使う立場から記事を制作しています。記事はAIと人のハイブリッドで制作し、公開前に人の目で事実確認と編集を行っています。

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