会議の議事録作成やアイデアメモに便利なAIボイスレコーダー、PLAUD NOTE。高機能なのは魅力的ですが、「レンタルはできるの?」「どこで借りられるの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで本記事では、PLAUD NOTEのレンタルに関する最新情報を分かりやすく解説します。公式サイトでのレンタル提供状況や、個人向けのレンタルサービス「e‑TAMAYA」や「Rentio」、さらには個人間プラットフォーム「SUUTA」での取り扱い状況まで、各サービスの特徴と注意点を比較検討します。
加えて、法人向けプログラム「PLAUD for Business」でのレンタルオプションがあるのか、また公式レンタルがない場合の代替案として、「購入後の返品や返金対応」についても詳しく触れます。
この記事が、あなたにとっての最適なPLAUD NOTEの使い方を見つける手助けになれば幸いです。
- PLAUD NOTEの公式な個人向けレンタル提供は現在ないこと
- e-TAMAYAやRentioといった代替サービスで個人レンタルが可能なこと
- 各レンタルサービス(e-TAMAYA, Rentio, SUUTA)の料金や特徴の違い
- レンタル時のAIプラン利用の注意点や返品保証の活用可能性
PLAUD NOTEのレンタル方法は?公式情報をチェック
- AIボイスレコーダーPLAUD NOTEの概要
- 公式サイトでの個人向けレンタル提供状況
- 公式購入の「返品 返金」保証は試用になる?
- 法人向け「PLAUD for Business」とは?
AIボイスレコーダーPLAUD NOTEの概要
PLAUD NOTEは、単なる音声記録用のデバイスではありません。AI技術を活用し、録音データを最大限に活用して生産性を高めることを目的としたツールです。
高精度な文字起こし機能や要約機能が大きな特長です。OpenAIのWhisperで音声をテキスト化し、ChatGPT‑4oやClaude 3.5などの最新AIが内容を要約したり、マインドマップを自動生成します。
これにより、議事録作成や情報整理の時間を大幅に短縮できます。

会議やインタビュー、スマートフォンの通話内容までワンタッチでクリアに録音可能です(通話録音には専用ケースが必要な場合があります)。
録音データは専用アプリ経由でクラウドに保存され、文字起こしや要約結果も自動同期されます。日本語を含む112言語に対応し、話者分離機能も搭載。複数人が参加する場面でも活用しやすい設計です。
デザイン面でも優れており、約3mmという薄さのアルミニウム製ボディは携帯性に優れ、国際的なデザイン賞も受賞しています。内蔵ストレージは64GBで、約480時間分の録音データを保存可能です。
PLAUD NOTEは、機能性とデザイン性を兼ね備え、音声情報を効率的に扱いたい方にとって魅力的な選択肢です。
公式サイトでの個人向けレンタル提供状況
PLAUD NOTEをレンタルで試したいと考える方もいるかもしれませんが、2025年6月現在、PLAUD Japan公式サイト(jp.plaud.ai)では個人向けのレンタルサービスは提供されていません。
PLAUD社は、個人向けには製品の買い切り販売を基本としています。公式サイトにもレンタルプランの情報はなく、購入が基本的な入手手段です。
レンタル事業には在庫管理やメンテナンス、配送・返却といった運営体制が必要となります。PLAUD社はまず製品を購入してもらい、付属の無料AIプランを体験した後に有料プランへ移行するというモデルに注力していると考えられます。
そのため、公式サイト経由で個人がPLAUD NOTEをレンタル利用することは現時点ではできません。レンタルを希望する場合は、後述する他の方法を検討する必要があります。
公式購入の「返品返金」保証は試用になる?
PLAUD Japan公式サイトからPLAUD NOTEを購入した場合、商品到着後30日以内であれば返品が可能です。これは、公式なレンタルサービスがない中、実質的な試用期間として活用できる手段です。
この保証は「お客様都合」の返品も対象になる場合があります。製品を開封・使用後でも、満足できなければ30日以内に手続きすることで返品が受け付けられる可能性があります。
注意点として、お客様都合での返品時は返送送料が自己負担となります。完全無料のトライアルではない点に留意しましょう。
製品の破損や誤配送、初期不良の場合は、商品到着後7日以内にサポートへ連絡すれば、無償交換または全額返金(送料負担なし)で対応されます。
この返品・返金保証はPLAUD Japan公式サイト(jp.plaud.ai)での購入にのみ適用されます。他の販売店(Amazonや家電量販店など)で購入した場合は、それぞれの店舗の規定に従います。
返品を希望する際は、まずPLAUD社のサポートに連絡し、承認を得る必要があります。購入にはなりますが、この保証を利用すればリスクを抑えてPLAUD NOTEを試すことができます。
法人向け「PLAUD for Business」とは?
PLAUD for Businessは、PLAUD社が企業や団体など法人向けに提供している専用プログラムです。
このプログラムの特徴は、デバイス導入方法の柔軟性にあります。企業はPLAUD NOTEやPLAUD NotePinをまとめて購入するほか、サブスクリプション(月額・年額)に基づくレンタル利用も選択可能です。
初期費用を抑えたい企業や、IT機器を経費(OpEx)として扱いたい企業にとってメリットがあります。
法人利用に特化した機能やサービスも提供されます。
たとえば、複数デバイスを管理者が一元管理できるダッシュボード機能、企業独自の専門用語をAI文字起こしや要約に反映させるカスタマイズ機能(用語集登録など)、強化されたデータセキュリティ対策などが含まれます(2025年中にISO27001認証取得を予定)。
利用料金はデバイス数や必要なカスタマイズ内容に応じて変動するため、個別見積もりが必要です。導入を検討する場合は、PLAUD社のウェブサイトにある法人向け問い合わせフォームから相談できます。
PLAUD社は日本法人も設立し、国内での法人向けビジネス展開を本格化させています。企業での導入を検討している場合は、このプログラムの詳細を確認する価値があります。
参考:AI文字起こしレコーダーのPLAUDが法人向け事業を開始。日本での売上成長率は21倍
PLAUD NOTEのレンタルサービス徹底比較
- 「e-TAMAYA」でのレンタル料金と特徴
- 「Rentio」のレンタル状況
- 「SUUTA」でのレンタル状況
- レンタル時のAIプラン利用に関する注意点
- ゲオやDMMでのPLAUD NOTEレンタルは?
「e-TAMAYA」でのレンタル料金と特徴

PLAUD NOTEをレンタルできるサービスの一つに「e‑TAMAYA」があります。もともと法人向けにパソコンや周辺機器をレンタルしている会社ですが、個人での利用も可能です。
e‑TAMAYAでのPLAUD NOTEレンタル料金(2025年5月時点)は、1週間2,200円、2週間3,300円、1か月5,500円です。レンタル期間が長いほど1週間あたりの料金が割安になります。
最短1日からレンタル可能で、レンタル開始日の前々日に商品が届き、その予備日は料金に含まれない「安心予備日システム」も用意されています。
利用時にはいくつか注意点があります。レンタルされるのはPLAUD NOTE本体のみで、スマートフォン用の専用マグネットケースは付属しません。必要な場合は別途用意する必要があります。
文字起こしや要約などのAI機能は、無料スタータープラン(月300分)内で利用できます。それ以上利用したい場合は、利用者自身がPLAUD社から有料プランを購入する必要があります。
返却時にはデバイスに登録した自分のアカウントを必ず解除してください。解除しない場合は買取代金が請求される可能性があります。送料も表示料金に含まれていない場合があるため、事前に確認しましょう。
e‑TAMAYAは短期間からレンタルできる柔軟性がありますが、付属品の有無やAIプランの管理、送料など、利用者側で確認・対応すべき点がいくつかあります。
「Rentio」のレンタル状況
個人がPLAUD NOTEを手軽にレンタルしたいと考える方もいるかもしれませんが、2025年6月時点では「Rentio(レンティオ)」でPLAUD NOTEの取り扱いは確認されていません。
Rentioは家電やカメラなどを中心に、個人向けレンタルサービスを展開しており、多様なプランや分かりやすい料金体系で人気があります。
ワンタイムプランでは短期間の利用が可能で、月額制プランでは柔軟に使えるうえ、往復送料込みや破損補償といったメリットもあります。
しかし、PLAUD NOTEは現在Rentioのラインナップに含まれておらず、Rentio経由でレンタルすることはできません。
AIボイスレコーダーのような新しいカテゴリの商品は、すべてのレンタルサービスでの対応がまだ進んでいない状況です。
PLAUD NOTEをレンタルしたい場合は、e-TAMAYAなど取り扱いが確認されているサービスや、個人間プラットフォームの利用を検討するのが現状では現実的な選択肢です。
今後Rentioでの取り扱いが始まる可能性もあるため、最新情報を確認しながら選ぶことをおすすめします。
「SUUTA」でのレンタル状況

e‑TAMAYAやRentioのような企業が運営するレンタルサービスとは別に、「SUUTA」のようなP2P型プラットフォームでもPLAUD NOTEを見つけられる場合があります。SUUTAは個人や企業間でモノを貸し借りできるサービスです。
SUUTAでPLAUD NOTEを探す際は、まずSUUTAのウェブサイトやアプリで検索窓に「PLAUD NOTE」と入力して検索します。
出品があればリストが表示されます。SUUTAのようなプラットフォームでは、レンタル条件は出品者(オーナー)が個別に設定しているため、詳細ページを必ず確認しましょう。
具体的にチェックすべきポイントは以下の通りです。
- レンタル料金とその期間(日単位、週単位、月単位など)
- 受け渡し方法(出品者からの配送か、近隣であれば手渡しが可能かなど)
- 送料(料金に含まれるか、別途必要か)
- 付属品の有無(専用ケースが付いているかなど)
- 破損した場合のルールや補償について
これらの条件は出品ごとに異なります。場合によっては、出品者に直接メッセージを送って、不明点を確認する必要があるかもしれません。
タイミングよく希望に合う条件の出品が見つかることもあれば、全く出品がない時期もあります。
掘り出し物を探す感覚で利用するのが良いかもしれませんが、確実性や手軽さの面では、企業運営のサービスに比べてやや手間がかかる可能性がある点は留意しておきましょう。
レンタル時のAIプラン利用に関する注意点
PLAUD NOTEをe‑TAMAYAやSUUTAなどのサービスでレンタルする際に注意したいのが、文字起こしや要約などAI機能の利用についてです。
基本的にレンタル料金に含まれるのはPLAUD NOTE本体の利用料のみです。AI機能(文字起こし、要約、マインドマップ生成など)を利用するには、PLAUD社が提供するAIプランが必要です。
通常、PLAUD NOTEには「PLAUD AIスタータープラン」として月300分の無料AI処理枠が付帯しています。レンタルでも、この無料枠内であれば追加費用なしでAI機能を利用できます。
ただし、会議などで利用が多く、AI処理時間が月300分を超える場合は注意が必要です。
無料枠を超えて利用する場合は、利用者自身がPLAUD社のウェブサイトなどで有料の「PLAUD AI アプリ年間プロプラン」(年額12,000円程度)や追加の文字起こしパッケージを購入する必要があります。
レンタルサービスがこの費用を負担するわけではありません。
PLAUD NOTEをレンタルする際は、自分がどの程度AI機能を利用するかを事前に想定しておくことが大切です。無料枠で十分か、有料プランが必要になりそうかを検討しておきましょう。
AI機能の活用はPLAUD NOTEの価値を最大限に引き出す要素の一つなので、ソフトウェア・サービス面のコストもレンタル料金とは別に考えておく必要があります。
ゲオやDMMでのPLAUD NOTEレンタルは?
普段から「ゲオあれこれレンタル」や「DMMいろいろレンタル」など大手レンタルサービスを利用している方もいるかもしれません。では、これらのプラットフォームでPLAUD NOTEをレンタルすることは可能なのでしょうか。
調査の結果、2025年5月時点では「ゲオあれこれレンタル」「DMMいろいろレンタル」いずれもPLAUD NOTEはレンタル対象に含まれていません。公式サイトで検索しても該当商品は見つかりませんでした。
これは、PLAUD NOTEがAI連携を特徴とする比較的新しいデバイスであり、大手総合レンタルサービスでの取り扱いがまだ始まっていないためと考えられます。
実際、映像・音響機材に特化した「Panda Studio Rental」でも類似のAIボイスレコーダーは取り扱っているものの、PLAUD NOTE自体はラインナップに含まれていませんでした。
そのため、ゲオやDMMなど使い慣れたサービスでPLAUD NOTEをレンタルするのは現状では難しい状況です。
PLAUD NOTEをレンタルしたい場合は、前述の「e‑TAMAYA」「Rentio」、あるいは「SUUTA」など、取り扱いが確認されているサービスを利用する必要があります。
今後、PLAUD NOTEの普及が進めば、大手レンタルサービスでも取り扱いが始まる可能性はありますが、現時点では他の選択肢を検討するのが現実的です。
「plaud note レンタル」方法の総まとめ
- PLAUD NOTEはAIによる文字起こし・要約機能を持つボイスレコーダーである
- 公式サイトに個人向けの直接レンタルサービスはない
- 個人が入手する基本は公式サイトや家電量販店での購入である
- 公式サイト購入者には30日間の返品・返金保証が付帯する
- この返品保証は開封後でも利用可能な場合がある(返送料自己負担)
- 法人向けには「PLAUD for Business」という専用プログラムが存在する
- 法人プログラムでは購入に加えサブスク形式でのレンタルも可能である
- サードパーティの「e-TAMAYA」でレンタルできる
- e-TAMAYAは本体のみ提供、AIプラン等は別途考慮が必要である
- P2Pプラットフォーム「SUUTA」でも出品があればレンタル可能である
- SUUTAの条件は出品者次第で変動するため確認が必要である
- いずれのレンタルでもAI無料枠(月300分)超過分は別途有料となる
- ゲオやDMMなど大手総合レンタルでの取り扱いは現時点でない