2025年10月に発売されたAIボイスレコーダー「Plaud Note Pro」。従来モデルの弱点を克服したフラッグシップ機として大きな注目を集めています。
当メディア(生成AIテック)編集部でも、この「Plaud Note Pro」を実際に入手し、業務使用を含め徹底的に使い込みました。
- Plaud Note Proって実際どうなの?
- マイク性能は本当に上がった?
- 買って後悔するような「悪い点」や「デメリット」はない?
この記事では、当編集部が実機で感じた「リアルな本音レビュー」と、X(旧Twitter)やECサイトで調査した「ネット上の口コミ・評判」をあわせて、Plaud Note Proの真の実力を徹底解説します。
- Plaud Note Proを実機レビューしてわかった「5つの進化した点(メリット)」
- 編集部が本音で語る「4つのイマイチな点(デメリット)」
- ネット上の「良い口コミ」と「悪い評判」の調査まとめ
- Plaud Note Proがどんな人におすすめか(結論)
結論:Plaud Note Proは「録音の不安」がある人なら「買い」

先に結論からお伝えします。Plaud Note Proは、「録音の不安」を一度でも感じたことがある人なら、間違いなく「買い」のデバイスです。
Plaud Note Proをおすすめする人
当編集部が考える、Plaud Note Proを特におすすめする人は以下のような人です。
- 録音の失敗が許されない人(大事な会議・商談)
- 従来モデルの「今、録音できてる?」という不安に悩んでいた人
- 広い会議室や騒がしい場所で録音することが多い人
Plaud Note Proをおすすめしない人(他の選択肢)
一方で、以下のような使い方を想定している人には、Plaud Note Proは最適ではないかもしれません。
- スマホの「通話録音」が不要な人(→Pinの方が便利です)
- 立ったままの録音が多い人(→Pinとの使い分けを推奨します)
- オンライン会議(Zoom等)の録音がメインの人(→非対応のため不向きです)
Plaud Note Proの開封とデザイン、初期設定
まずは開封からセットアップまでの流れをレビューします。
高級感のあるデザインと質感

編集部で入手したのはブラックモデルです。箱はApple製品を思わせる高級感があり、開封時からガジェットとしてのワクワク感を感じさせてくれます。
実機はメタリックな質感(アルミ合金製)で非常にスタイリッシュ。ディスプレイ面はCorning Gorilla Glassで保護されており、堅牢性も高い印象です。
旧モデル(Plaud NoteやPlaud NotePin)も使用してきた当編集部から見ても、デザインと質感は大きく進化しており、フラッグシップモデルらしい所有する喜びを感じられる仕上がりです。
スムーズな初期設定とアプリ連携

初期設定は非常にスムーズで、3分もかからず使用開始できました。 本体の電源を入れ、スマートフォンの「Plaud App 3.0」とBluetooth連携するだけです。説明書も日本語でわかりやすく、アプリのUI(操作画面)も直感的。初めての人でも迷うことはないでしょう。

【実機レビュー】Plaud Note Proの進化した点(メリット)
ここからは、当編集部が実際に使って感じた「進化した点(メリット)」を詳細にご紹介します。
メリット1:ディスプレイ搭載による「圧倒的な安心感」

これがPlaud Note Proにおける最大の進化点です。 従来モデルは小さなLEDランプだけで録音状態を判断する必要があり、「今、本当に録音できてる?」「バッテリーは大丈夫?」という不安が常につきまといました。
Plaud Note Proは本体に明るいAMOLEDディスプレイが搭載されたことで、録音ステータス(録音中か停止中か)、バッテリー残量、録音モード(対面か通話か)が一目でわかります。
ネット上の口コミでも「録れているか不安だったのが解消された」という声が圧倒的に多く、この「見てわかる安心感」は、録音の失敗が許されないビジネスパーソンにとって、価格差(約3,000円)以上の価値があると断言できます。信頼性が格段に向上しました。
メリット2:4マイクによる「クリアな音質」と「AI精度の向上」

Plaud Note Proではマイクが従来の2基から4基(本体の四隅に配置)に増設されました。 実際に編集部の会議室(約10名規模)でテストしたところ、小声や遠くの(約5m)声も、旧モデルより明らかにクリアに収音できました。ネットの評判でも「広い会議室でも端の席からクリアに録れた」と音質を評価する声が目立ちます。
PlaudのAI文字起こしはアプリ(クラウド)側で行われるため、どのデバイスを使ってもAIアルゴリズム自体は共通です。しかし、入力される「音質」が向上したことで、結果としてAIが認識しやすくなり、文字起こしや要約の精度も向上している、と当編集部では分析しています。
メリット3:録り逃しを防ぐ「スマートデュアルモード」
これは非常に賢い機能です。従来モデルでは、「対面録音」と「通話録音」を本体の物理スイッチで手動で切り替える必要があり、「切り替え忘れ」による録音失敗が多発していました。
Plaud Note ProではAIが状況を自動判別し、スマホでの通話か、対面での会話かを認識して、最適な録音モードに自動で切り替わります。ネット上のレビューでも「この機能で録り逃しがなくなった」と高く評価されており、操作の手間が減るストレスフリーな体験です。
メリット4:大幅に改善された「バッテリー持ち」
バッテリー性能も確実に進化しています。当編集部での実機テストでは、会議や打ち合わせで日常的に使用しても、旧モデルより明らかに充電頻度が減り、安定した運用が可能でした。(ネット調査では最大50時間連続録音が可能との情報もあります)
「録音したい!」という肝心な時に充電切れで使えない、というボイスレコーダーとして最悪の事態が減り、実用性・安定性が大きく進化した点も高く評価できます。
メリット5:アプリの進化(多次元要約とコピペ機能)
デバイス本体だけでなく、アプリ(Plaud App 3.0)も進化しています。 特に「多次元要約」は強力で、一つの会議録音から「議事録の全文」「管理層向けの要旨」「参加者向けTo-Doリスト」といった複数の視点のアウトプットを同時に自動生成できます。
また、地味な点ですが、文字起こしされたテキストをアプリから「直接コピー」できる機能が追加されました。これにより、要約結果をチャットツールなどに素早く貼り付けられるようになり、利便性が向上しています。
【実機レビュー】本音で語る「イマイチな点(デメリット)」
良い点ばかりではありません。当編集部が本音で「イマイチだ」と感じたデメリットと、ネット調査で見つかった重要な注意点も正直にレビューします。
デメリット1:やはり不便…「専用マグネット充電ケーブル」
これが編集部も感じた最大のデメリットです。 Plaud Note PinがUSB-C充電に対応したにも関わらず、最上位モデルのPlaud Note Proが専用のマグネット式ポゴピンケーブルのみの対応となっています。
ネット上でも「買う気満々だったが充電が専用と知って購入意欲が減退した」という声が見られました。出張や外出の際、この専用ケーブルを1本余計に持ち運ぶ必要があり、もし紛失したら充電ができません。デザイン(薄さ)とのトレードオフだったと推測されますが、やはり不便さは否めません。
デメリット2:オンライン会議(Zoom等)に非対応
これは購入前に知っておくべき重要な「仕様上の制限」です。Plaud Note Proは、PC上のZoomやTeamsといったオンライン会議の音声を「直接」録音する機能はありません。 あくまで「対面」と「スマホ通話」を録音するデバイスです。
オンライン会議を録音するには、PCのスピーカーから出た音をPlaud Note Proのマイクで拾う(つまりアナログ録音する)必要があり、これはスマートではありません。オンライン会議がメインの人は注意が必要です。
デメリット3:使う場所を選ぶ「設置問題」
Plaud Note Proはカード型のため、机がない場所や、立ったままの取材では使いにくい場面がありました。 ネットの口コミでも「ポケットの中ではマイク性能を発揮できない」と指摘されており、クリアに録音するには机上かスマホ背面に設置する必要があります。ハンズフリーで服に付けたい場合は、Plaud NotePinの方が適しています。

デメリット4:(今後に期待)話者識別精度と「探す」機能
AIの文字起こし精度自体は非常に高いレベルにあります。 しかし、複数人が同時に話したり、声が重なったりする場面での「話者識別」(誰が話したかを分離する機能)については、まだ完璧ではなく、手直しが必要な場面がありました。
また、ネットの調査では、探す(紛失追跡)機能がない点も指摘されていました。これだけ薄く高価なデバイスなので、紛失対策機能がない点は確かに不安材料です。このあたりは今後のアップデートや次世代機に期待したいところです。
Plaud Note Proのネット上の口コミ・評判まとめ
当編集部の感想だけでなく、X(旧Twitter)やECサイトで見られた「他のユーザーの評判」も調査しまとめました。
ネットで見られた「良い口コミ・評判」
ネット上でも、やはり「ディスプレイ」と「マイク性能」を絶賛する声が大多数でした。 以下に、主なポジティブな意見をまとめます。
- ディスプレイのおかげで「録れてるかな?」という不安から完全に解放された
- スマートデュアルモード(通話・対面の自動切替)が賢く、録り逃しがなくなった
- 広い会議室でも端の席からクリアに録音できた。4マイクは本物
- バッテリー持ちが神。充電頻度が減って嬉しい
- 多次元要約機能で、議事録作成の時間が半分になった
- 文字起こし精度、話者識別精度が旧モデルより確実に上がっている
ネットで見られた「悪い口コミ・評判」や「注意点」
一方、デメリットとして指摘されていた点も、当編集部の感想とほぼ一致していました。 主なネガティブな意見や注意点は以下の通りです。
- やはり専用ポゴピンが不便。これだけで購入意欲が減退した
- オンライン会議(ZoomやTeams)に非対応とは知らなかった
- カード型なので設置場所を選ぶ。ポケットの中ではマイク性能を発揮できない
- Plaud Note Pinと違って「探す(紛失追跡)」機能がないのが残念

まとめ:Plaud Note Proへ買い替える価値は十分あり
当編集部による実機レビューと、ネット上の口コミ・評判を総合的に判断した結果、「Plaud Note Pro」は非常に完成度の高いデバイスであると結論付けます。
「専用ケーブル」「オンライン会議非対応」といった明確なデメリットや仕様上の制限は存在するものの、それを遥かに上回る「ディスプレイによる録音の安心感」「4マイクによる高音質」「進化したバッテリー」という強力なメリットがあります。
従来モデルとの価格差(約3,000円)以上の価値は十分にあり、特に旧モデルで「録音不安」に悩んでいたユーザーにとっては、迷わず買い替えをおすすめできる一台です。
